宮村優子(声優) ・〔時代を創った声〕
『新世紀エヴァンゲリオン 』 惣流・アスカ・ラングレー役、『名探偵コナン』遠山和葉役などで知られています。 歌手、女優、ラジオのパーソナリティーとしても活躍しています。 デビューが1994年。 格闘ゲームのキャラクターの声をしました。 1994年「勇者警察ジェイデッカー」というSFロボットアニメに出演、デビューして来年で30年になります。 去年50歳になりました。
出身が神戸です。 小さいころは、現実主義的で小学校2年生のころに、将来の夢という事でみんなが書いたんですが、私が書いたのが、結婚してもできる職業と書いていました。 アニメが好きになったのは「うる星やつら」です。 漫画の本も好きでした。 高校では演劇部に入りました。 演劇部が出来て3年目で顧問の先生が全然知らなくて、先生の教え子の芝居をやる方が私たちを教えてくれました。 桐朋学園短期大学演劇科で演劇を勉強をしました。 先輩の川上とも子さんが声優をやっていて、声の事務所に入ろうかなと思って、日本ナレーション演技研究所に入所しました。
1994年にデビューして、翌年『新世紀エヴァンゲリオン 』でした。 この現場では台本が無かったり、絵が無かったりしていました。 不器用なほうなので二足の草鞋は無理だと思って、舞台を辞めてアニメーションの方に集中しました。 集中しすぎて、マイクの前で演技を押さえながら声優をこなすことが難しくて、心と身体がバラバラになったような感じになりました。 めちゃめちゃ身体を鍛えることになり、そうすると身体を動かさなくてもコントロールできるようになりました。 横にいて聞こえなかったりしますが、マイクの前の声の演技はこういう幅があるんだという事が、判りました。 目からうろこでした。
1998年からは『名探偵コナン』のレギュラーが始まる。 2004年に男性スタントマンと再婚、2007年からオーストラリアに移住します。 彼がサーカスの大学に行きたいという事で行きました。 生活費は私が支えました。 (4年間のつもりが10年間になりました。) バセドー病になっていましたが、その逆の橋本病という甲状腺ホルモンが出ないほうの病気になってしまい全体の筋肉が衰えてしまいあまり動けなくなりました。 『名探偵コナン』の降板を申し出ましたが、「病気を治すことに全力を向けてください。」と言われました。
2017年劇場版『名探偵コナン』かな紅の恋歌(ラブレター) 遠山和葉がメインの出演となります。 病気は完全に治っていました。 娘が体操競技をやっていましたが、中学3年生の時にいろいろ悩んで辞めました。 去年大学に入ってやりたいことを見つけてそれに邁進しています。 下が中学受験で頑張っています。 今は自分から発信できる時代で、専門学校で習ったことを武器にどんどん羽ばたいていってほしい。 自分がこういう風にしたいなあと思ったことを育てていってほしいと思います。 お母さん役をやってみたいです。