當間ローズ(歌手・モデル) ・〔みんなの子育て☆深夜便 ことばの贈りもの〕 大切な家族を幸せに
1993年ブラジルで生まれ、5歳の時に家族で来日し、日本という異文化の社会で、外国から来た子供の一人として、苦労を乗り越えてきました。 静岡県湖西市で小学校から高校まで過ごします。 高校時代から芸能界に入り、モデルを中心に活動、2018年には歌手としてもデビュー、2019年には大河ドラマ「いだてん」にも出演、現在30歳、歌手、モデル、俳優とマルチに活躍しています。 今年の4月からラジオで放送している「ちきゅうラジオ」の土曜日のMCを担当しています。
身長が185cmあります。 筋トレは自分のライフワークというか、ほぼ毎日行っています。 最低1時間半はやります。 ジム2軒に通っています。 ブラジルとイタリアと日本の血が入っています。 1993年ブラジルで生まれ、5歳の時に家族で来日して静岡で育っています。 父はイタリアと日本、母はポルトガルとスペイン系の血が入っているので日本の血は1/4です。 家ではポルトガル語で、母が日本語が話せずひそひそと泣いていたのを目にしました。 小学校1年生から日本の小学校に通いました。 その時には日本語は全くしゃべれなかったです。 自分で表現できないので、仲間外れにされたり、辛い思いをしました。 外見も違うし、小学校3年生ぐらいまで、いじめには会いました。 最初は言葉の暴力から始まって、本当の暴力に発展しました。
母があざを見つけて、一緒に登校して先生に身振り手振りで説明しました。 ようやく先生にいじめのことが伝わりました。 校内ではないところが多かったです。 両親に迷惑をかけてはいけないと思って、自分で乗り越えようとしていました。 だんだん少なくはなって行きましたが、中には虐める子もいました。 父の仕事の関係で、小学校4年生で転校しました。 そこの学区はたくさんの外国人の子供が居て大丈夫でした。 中学校では何をしても目立ってしまう存在で、やはりいじめに遭いました。 高校では生徒会長をしました。 虐めに対することを何か率先してやりたいと思って、生徒会長になって、地域活動を率先してやることによって、ありのままの自分で生きていけるんだ、周りの外国籍の子供達もありのままの自分でいいんだと思ってもらえるような活動をしようと思いました。
芸能活動をするために、生徒会と勉強をずーっとしてきました。 アルバイトもしてきました。 高校1年生からオーディションに行きました。 小学生時代は友達もなくテレビが一番の友達でした。 自分もテレビの出られれば、認めてくれるんではないかと思いました。 両親は最初反対されましたが、どの後認めてくれました。 母親は苦労した家庭で育ったので、自分に対しては温かい目で育ててくれました。 兄弟は4人で僕が長男です。 次男、三男と長女(双子)です。 大学に行くことは芸能活動をする上での両親との約束だったので、行きました。 芸能生活も11年目になり、やっと皆さんに知っていただけるようになりました。 喜んでくれています。 20歳の時に、父と共にお金を工面して家を建てました。 家族が活動する原動力、励みになっています。 弟も芸能活動をしようとしています。 父親は謙虚で真面目、明るい人です。
「ちきゅうラジオ」での「ちきゅうキッズだより」は海外に暮らす日本の子どもたちの作文を紹介するコーナーです。 日本も日本だけでは生きていけない時代で、海外との繋がり、少子高齢化で外国の方が働きにくるというようになった時に、どうしてもそういった方と付き合っていかなくてはいけない時に、子供たちが一番教えてくれるコーナーだと思っています。 海外の暮らしを純粋な目で、新しい発見をしてゆく、溶け込んでゆく姿も、これからの日本の社会にも必要なことだと思います。 両サイドから学べる素敵なコーナーだと思います。
音が来は大好きです、本業が歌手なので。 作詞、作曲もします。 ダンスも学んでいました。 生け花もやっています。 最初は趣味でやっていましたが、依頼を頂いて今はお仕事になって来ました。 去年は京都東福寺系の・・(聞き取れず)に自分の個展をやらしていただきました。 好評でした。 独特な生け方になっています。 お花には、そこには心があって、自分の思いで大切に飾ってあげれば、お花は喜んでくれるので、その心を大切にして活けさせていただいています。 今回使ったフラワーは全部ロスフワワーです。 ロスフワワーはフードロスと同じ発想です。 ちょっと欠陥のある花は破棄されてしまいます。 そういう花も命があり、輝ける場所を与えたいという思いから、そういう花を引き取って「薔薇色の人生プロジェクト」というプロジェクトを立ち上げました。 個人とか、養護施設の子供達、国際学校の子供達、普通の学校に届けるプロジェクトです。
その花たちは規格外と言われていて、自分も或る意味規格外で、自分と重なりました。 或る時に胸に挿してあったロスフワワーの薔薇の花を、少女にあげたら物凄く喜んでくれて、逆に僕が癒されて、こんな尊い瞬間ってあるのと思って、「薔薇色の人生プロジェクト」でいろんな子供たちに贈るように始めました。 「一花一笑」、お花ひとつで笑顔になれる。 お花ひとつでその一日が楽しくなれる。 お花の処理は結構ありますが、お花に向き合ってると癒されます。 薔薇は嫌いな人はいなくて、僕もみんなから好かれる存在になりたくて「ローズ」という芸名にしました。 僕が大切にしていることは「真心」です。 心がこもっていればどんなことでも辛くないんです。 夢は北海道から沖縄まで「當間ローズ」を知って欲しいと思います。 子供達に夢を与えられたらいいなあと思います。