2024年6月4日火曜日

JILL(ロックバンド「PERSONZ」ボーカリスト)・女性ロッカーのカリスマとして40年

JILL(ロックバンド「PERSONZ」ボーカリスト)・女性ロッカーのカリスマとして40年 

JILLさんは1960年東京都生まれ。 高校時代にエアロスミスの公演を見て感激し、ロックに目覚めアマチュアのバンド活動を始めます。 1984年ギターの本田毅、ベースの渡邉貢、ドラムの藤田勉の4人でPERSONZを結成、インディーズで人気を博します。 1987年メジャーデビューを果たし、4枚目のシングルDEAR FRIENDSが大ヒット、1989年アルバム「DREAMERS ONLY」がチャートで1位を取るなど80年代を代表するロックバンドとなりました。 今年結成40年を迎え現役のロックバンドとしてコンサートなど精力的に活動しています。 

DEAR FRIENDS」 演奏:PERSONZ

今64歳です。 結成40年になります。  盛り上がっている時だったのでスタートは良かったです。(バブル期) 窮地に追い込まれた時もあります。 女性ボーカルでこんなに続くのも珍しいです。  子供時代は内向的で、中学では学校には行かなくなっちゃいました。  当時は登校拒否は多かったですね。 高校に行っても続いてしまいました。  出席日数が足りなくて2年にあがれなくて、幼馴染が音楽が好きでロックコンサートに誘ってくれました。 それがエアロスミスでした。 音楽は嫌いでしたが、その盛り上がりを見て吃驚しました。 それから音楽に傾倒してしまいました。  バンドを組んで私はベースを始めました。  通信高校には3年間通いました。 一旦辞めようかなと言う時期がありましたが、本田さんに会って、ギターの本田毅、ベースの渡邉貢、ドラムの藤田勉の4人でPERSONZを結成しました。  バンドをやるには厳しい時代でもありました。 

プロデューサーを付けずに4人で試行錯誤でやっていました。 私、女性がいたので、男性4人とは違ってぶつかり方が違ったと思います。 私は最初の頃はマネージャー業もやっていました。  ツアーの仕方、レコーディングなども知らなかったが、経験をしてきたお陰で続けてこられたのかも知れないです。 母親役をやって来ましたが娘が結婚して独身に戻ったような感じがします。 衣装も買ってきたものを直したり、作ったりします。 コロナがあったので時間を割くことが出来ました。  幼稚園などでも私はどうもはみ出る子で親がいつも心配していました。 登校拒否の時代でも何とかなるかなと言いう風に、楽観的なところはありました。  詩も曲も作るし、300曲以上あります。 

阪神淡路大地震があり、東日本大震災があり、その時に歌ってやってていいんですかみたいな、感じがありましたが。  コロナもあり、自分が何のために音楽をやるのかという事を考えられる時間でもありました。  バンドもお客さんがいるからできるんだと改めて思いました。 6月終わりから40周年のツアーが始まります。 自分達の位置を広げてみようという気持ちが凄くあります。  今後もしバンドのひとりが居なくなったら、私はPERSONZはやれなくなると思っています。 2017年の時に自分のソロをやろうと思って始めました。 もしPERSONZがなくなっても、私は歌をやっていくという気持ちでやり始めました。 2017年の時には大冒険でした。  100歳までプランをと思っています。 アンテナを張って、これはいいという事が自分の中にいくつかあって、 そこにひっかかたものは楽しく思える。 それが生き甲斐になってくると思います。