串田アキラ(特撮・アニメソング歌手) ・【時代を創った声】
串田さんは「宇宙刑事ギャバン」「宇宙刑事シャリバン」アニメ「キン肉マン」などの主題歌を歌っていました。
*「キン肉マン」 歌:串田アキラ
歌っている人がひ弱ではと思って、筋肉を鍛えようと思って腹筋1000回ぐらいやるようになりました。 ほかにダンベルとかいろいろやりました。 1983年にアニメとして放送される。 楽しいレコーディングでした。 コロナでジムに行けなくなって自宅でもできるように道具をそろえました。 ライブは無観客でやったり配信して居ました。 一体となって騒ぐことができないので歯がゆかったです。
小さいころは普通の子だったと思います。 ラジオを作るのが好きでした。 音楽を聴くのも好きでした。 洋物を聞くのが好きでした。 FENを聞いて、リトル・リチャードの歌に衝撃を受けました。 洋物を何十曲も覚えました。 バンドの人から歌うように誘われてそれからバンドと共に歌うようになりました。(16歳) ベースキャンプにも入れるようになり、どんどんのめり込んでいきました。 17歳でバンドボーイをしながら基礎から勉強しようと思っていろいろ学んでいきました。 趣味でやる分には父は許してくれましたが、プロとなると駄目で家を出てゆきました。 知人にお世話になりながら、アルバイトをしていました。 手に職を付けた方がいいと言われて、その時にいろいろ免許を取りました。 改めて音楽をやりたいという事を強く思うようになりました。
1年に300本ぐらいやるようなバンドになって行きました。 或る時にレコード会社から誘いがあり、返事をしてソロデビューしました。 デビュー曲は「からっぽの青春」でした。 暗い曲でうーん、ちょっと違うという感じでした。 その後、知らないままオーディションを受けて、NHKの音楽番組『ステージ101』で「ヤング101」の初期メンバーとして活動しました。 ここでもしっくりこなかったので、3か月で辞めようと思いましたが、ゲストの方の姿、意気込みをみて、考え方が変わって楽しく3年間やりました。
子供向けのものをやってみないかと言われました。 1979年公開の映画『マッドマックス』の日本版エンディング「Rollin' Into The Night」の主題歌を歌う事になりました。 かっこよく歌うように言われるが、なかなかできなくて、よくわからないうちにOKが出ました。 1981年に特撮テレビドラマ『太陽戦隊サンバルカン』の主題歌を担当しました。
*『太陽戦隊サンバルカン』 歌:串田アキラ
何でOKが出たのか判らないままにいましたが、『宇宙刑事ギャバン』を歌った時にこれだと判りました。 ヒーローはかっこいいんですが、秘めた優しさなんですね。 それを歌に出そうと思いました。 それから変わりました。
特撮アニメはみんなで一緒になって歌える。 自分だけのものではないというのがもの凄くあります。
*「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」 1964年 にサム・クックが発表した歌で、串田さんが2019年 50周年ライブで歌う。
若い声優に対しては「まず大好きであれ」という事で、いろんな壁にぶつかるかもしれないけれど、もっと好きさを強くする、そんな気持ちでやって行けば、楽しくなるのではないかと思います。