根本要(シンガーソングライター) ・40年続けるこだわり
埼玉県行田市出身、64歳、「スターダストレビュー」は1981年にデビューして来年で42年目です。 現在も年に80公演を越えるツアーを展開するバンドです。 メンバーはバンドの結成時から一人抜けましたが、その後はメンバー不動の息の長いバンドです。 この10月、11月の深夜便の歌「やっぱり会いたいよ」で評判になりました。 ライブが大好きという根本さんにこのコロナ禍でのバンド活動のことや、バンドを長く続けられるこだわり、3年前に脳梗塞で入院したことなどを伺います。
*「やっぱり会いたいよ」 歌:根本要
ラジオは昔からお世話になっていて、テレビよりもラジオの方が双方向といった感じがあります。 去年はコロナでどうしようかと思いましたが、ガイドラインが出て、こういった対策をすればできるんだという事で、出来る様にはなりました。 配信をやってみて、気が付いたのはいかに拍手に救われたかという事を痛感しました。 新しい手法を見つけたり学ぶものが多かったです。
*「木蘭の涙」 歌:根本要
1957年生まれ、64歳。 「スターダストレビュー」は4人組のロックバンドで今年41年目。(1981年デビュー) 2500回ぐらいライブをやってきました。 1979年の「ジプシーとアレレのレ」というグループだった。 「スターダストレビュー」で「シュガーはお年頃」でデビュー。 最初5人でしたが、その後三谷君が辞めて4人になりました。
リーダーは二つのタイプがあると思っていて、自分がまっさきに歩いてそこに皆が付いてくるタイプと、メンバーの意見を聞いてじゃあこういう方向でというタイプで、僕らは後者のバンドです。 僕らのツアーでは毎日7,8曲変っていきますので、全部で60~80曲になります。
2018年 唇がしびれていて、おかしいなと思いました。 病院に行って心電図を測って、MRIを撮ったら、その場で入院になりますから、と言われてしまいました。 画像を見せてもらったら、ここに脳梗塞の症状が見られますと言われてしまいました。 早期発見だったので点滴のみで入院は一週間で済みました。 僕の音楽を待っていてくれるんだという事が判ってすこしは成長したと思います。 救急車を呼ぶかどうか相談できる電話があることは初めて知りました。 世の中っていろんなところで自分が知らないところで、自分たちを助けてくれるシステムがいっぱいあるので、大変だと思ったら抱え込まずに、是非人の力を利用しながら頑張っていきましょう。
父親は医師で兄も医師なので、親としては最初はそう思っていたかもしれませんが、自分はバンドを組んで音楽をやっていて、いろいろ賞をもらってきていたりするので、プロになるのに余り反対されたりしませんでした。 医師は治療という事で直してあげるが、僕は心の中のわだかまった思いとか、心の疲れとかを、音楽で自分自身も癒されたり直せたりしたので、父や兄は行田市界隈の患者さんを直したりするかもしれないが、僕は音楽で日本中の人たちに心の健康に多少でも貢献できているんじゃないかと思います。 僕もたくさんライブを見に行きます。 がんばっていけばあと10年ぐらいは歌えるかもしれない。何を伝えたいかはその年齢年齢で出てくると思うので、その時々の全力投球が僕には合っているんだと思います。 僕はバンドが好きなので何よりもメンバーが健康であってほしいと思います。