2021年12月26日日曜日

宮里直樹(オペラ歌手)         ・【夜明けのオペラ】歌が教えてくれた無限の世界

宮里直樹(オペラ歌手)      ・【夜明けのオペラ】歌が教えてくれた無限の世界 

東京出身、34歳 幼いころからヴァイオリニストの両親に演奏の手ほどきを受け、高校入学時にジュニアフィルハーモニーオーケストラに入団します。  高校3年の夏声楽に転向し、東京芸術大学声楽科主席卒業、大学院オペラ専攻終了、奨学金を受けて2014年から2年間ウイーン国立音楽大学オペラ科で学び、2018年にはイタリアのミラノでも研鑽を積みました。  第48回日伊声楽コンコルソ第一位、数々の受賞歴を持ち2020年からNHKのニューイアーオペラコンサートに連続出演、去年に12月NHK交響楽団の第九にもソリストとして登場しました。

12月は第九は6回歌わせてもらう事になっています。  もともとはヴァイオリンをやっていました。  4,5歳から始めました。  父からのレッスンは怖かったので、段々母から習うようになりました。  物心つく頃には音楽家(ヴァイオリン)になりたいと思うようになりました。   小、中学校の先生からは歌をやったらいいのにと言われましたが、歌はやりませんと言い続けていました。   高校1年生の時に或る先生を付けてもらって1年間だけレッスンに行っていました。(イタリア古典歌曲)   妹がクラシックバレエをやっていて、突然ミュージカルの方に行きたいと言い出して、宝塚に行きたいという事で、妹が歌のレッスンに行くようになりました。   妹のピアノの伴奏として一緒について行ったら、歌うように言われて、歌ったら是非来いという事になりました。  断ったが翌日電話が掛かってきて、歌をやってほしいとの要請がありました。   父はヴァイオリンの才能はないが、歌だったらやって行けるかもしれないと言って、習う事になりました。高校入学時にジュニアフィルハーモニーオーケストラに入団しましたが、あとから入って来る小学生が僕のヴァイオリンよりうまいんです。   高校3年の夏から毎日歌のレッスンに通いました。  

東京芸術大学声楽科に入ってからオペラも見るようになりました。  

『リゴレット』から 「風の中の羽のように」 歌:宮里直樹 ピアノ:河原 忠之

大学院オペラ専攻終了、奨学金を受けて2014年から2年間ウイーン国立音楽大学オペラ科に留学しました。  5人の先生にかわるがわる教わりました。  コンクールも受けました。  第23回リッカルド・ザンドナーイコンソルで第二位を頂きました。   

日本でのオペラデビューは「愛の妙薬」で主役のネモリーノ でした。   難しい曲でした。 

*「愛の妙薬」から人知れぬ涙 作曲:ドニゼッティ  歌:宮里直樹

テノールは二枚目の役が多いが、ネモリーノは三枚目の役なので、ヒーローであってはらないと心の中で思って居るわけです。   純粋に一人の人を愛してるという気持ちをずーっと持ち続けることを目標に歌っています。  

去年のN饗の第九で、父がN饗のヴァイオリニストで一緒の舞台に立つ事が出来ました。  12月のNHK交響楽団の第九があり、NHKのニューイアーオペラコンサートも3回目になります。   

オー・ソレ・ミオ』作曲:」エドゥアルド・ディ・カプア、アルフレード・マッツッキ 歌:宮里直樹