2022年7月17日日曜日

tetoteto(おむすびユニット)      ・【美味しい仕事人】 命のおむすぴを伝える

 tetoteto(おむすびユニット)      ・【美味しい仕事人】 命のおむすびを伝える

おむすびは私たちにとってソールフードともいえる存在の食べ物ですね。  東京や神奈川県を中心においしくて元気の出るおむすびを知って貰いたいと、活動しているおむすびユニット tetotetoのお二人のお話です。  井上由美子さん(54歳)と溝口裕子さん(50歳)は子供が幼稚園の時に知り合った20年来の友人です。  二人は命のおむすびともいわれるおむすびと出会って、そのおいしさを広く伝えたいとおむすびの会の活動を始めました。  おむすびユニット tetotetoのお二人にお話を聞きました。  

月に2,3回、多い時には4回ぐらい開いています。  募集はSNSとブログでお知らせしてメールで申し込みいただいています。   町田市のマンションの一室をお借りして開催しています。   6人が定員です。    お米を洗うところから見ていただいて、水加減が重要なので見ていただいて、梅干をほぐす、のりを切るところを皆さんと一緒にやって、おむすびをむすぶところをやります。    私たちが作ったお味噌汁と季節のお野菜みたいなものを乗せ、それをみんなで、食べるという感じです。  「おいしい」と言って食べてくれます。   佐藤初女さんが活動のきっかけになっています。  東京、神奈川以外でも声を掛けられて、遠いところでは茨城県、千葉県などへ行きました。 仲間が増えて行っている感じです。   

自分たちの長男、長女が、幼稚園で一緒でそこで知り合いました。(22,3年前)   溝口さんの運動会の時のお弁当が凄くかわいかったので声をかけました。  それがきっかけでした。  幼稚園のバザーに一緒に出さないかと誘ってtetotetoと言う名前を付けて出品しました。    おむすびの会を始めたのは2015年2月です。   

川崎のフリースクールがあり、お菓子を作るのを手伝いに行っていました。   佐藤初女さん(92歳)におむすびを教えていただきました。

参照:https://asuhenokotoba.blogspot.com/2017/12/blog-post_6.html  

お米を洗うところからすべてみましたが、衝撃的でした。  作業と言うのではなく優しく対話するような感じでした。  食べて本当においしかったです。  これを共有したいという思いが起きました。  

佐藤初女さんは1921年に青森県で生まれ、小学校の教員を経て、1979年に弘前に染色工房を主宰されました。  1983年に自宅を開放して弘前「イスキヤ」を開設、1992年には岩木山の山麓に「森のイスキア」を開く。  助けを求める人を無条件に受け入れて、食事と生活を共にすることで多くの人を再出発させたという方です。  そこで登場するのがおむすびです。   「ものに優しくすることは自分に優しくすることなのよ」と言った言葉が心に残っています。   同じ命として自分のことのように扱う。  自分にとって痛いことを食材にもしない、皮をむく時にも優しくむきます、お米が吃驚しないようにお水もやります、すべてそういった感じです。   

優しく洗って30分置きますが、その時のお米を見て水加減を決めます。   梅干も海苔も丁寧に扱って、器にご飯を移して専用茶碗にご飯をちょっとずつ呼吸ができるようにと、入れてゆきます。  それを濡らしたまな板の上にひっくり返します。  梅干を入れて、手水をつけて丸の形にします。  海苔は正方形に切って上と下から貼ります。 真っ黒な丸いおむすびが出来上がり、タオルでちょっと寝かせます。  お米一粒一粒の味がします。

ゆっくり行動してみる、或る作業を一瞬ゆっくりやっただけで気持ちが落ち着くような気がします。  自分を大事にすることで人も大事に出来、食材なども大事に出来ると思います。