2022年7月3日日曜日

冨永み一な(声優)           ・【時代を創った声】

冨永み一な(声優)           ・【時代を創った声】 

アニメ「サザエさん」の磯野カツオ役でお馴染みです。  5歳のころに子役として映画デビューし、海外ドラマ大草原の小さな家』の3女のキャリー役で声優デビューしました。  アニメあらいぐまラスカル』のアリス役や「アンパンマン」のロールパンナ役やドキンちゃん役など多くの役を演じています。   

最近着付けを習うようになって着物を着てきました。(ブラックジーンズ)  帯は紫の白い刺繍。  出身は広島(生まれ)  両親は福岡出身です。  3歳ぐらいには東京に移っています。   5歳の時に母に連れて行って貰って、オーディションに受かって、映画「鯉のいる村」に出演することになりました。(1971年)  原作:岩崎京子   6歳の時に劇団こまどりに入団、以後ずーっと仕事をさせてもらっています。   テレビドラマお嫁洋画のアフレコで、子役の人を当ててみたらどうだろうという事になり、本当の子供で本当の子役がと言うはしりなんですね。  NHKで生ラジオドラマを体験しました。   全部効果音を生でやっていました。   間違えられないし、間違っても前に進まなければいけないという環境でラジオドラマをNHKでやらせて頂きました。   洋画で大草原の小さな家「禁じられた遊び」「ベンジー」「サウンドオブミュージック」などの作品を中度やらせていただきました。  大草原の小さな家』では3女のキャリー役でした。  

勉強が第一という先生でした。  当時が今の自分を作ってくれたものと思って先生には感謝しています。   仕事の約束が優先するので、友達は複数にして迷惑が掛からないないようにするとか、部活も週に一回の部活にするとか、スケジュールを空けるような工夫をしました。   大学が芸術系の大学だったので、こういった仕事を目指している方が多くて、実技が多い大学だったので、丁度仕事が多くなってきてしまったので単位を取るのが難しくなってしまって、大学は中退しました。    楽しく忙しかったので20代を駆け抜けましたね。   ラジオ『アニメトピア』のパーソナリティとしてDJデビューしました。  

1989年から「サザエさん」の伊佐坂浮江さん役、同級生の早川さん等を担当、カツオ役の高橋和枝さんが体調を崩してしまい、1998年からカツオ役を引き継ぎました。   声は違ってきてもカツオの性格が変わらないようにと言う風に思いました。  カツオくんは意地悪なのではなくて、いたずら好きなんです。  でもここの線は難しいですね。  25年前で、自分でもびっくりします。   自分の頭のなかに正解な声があり、マイクの前に立ってこえを出した時に違うという思いが出てしまい、周りからは大丈夫と言われても、自分では違うように感じて、それを乗り越えるのに苦労しました。   

週に一回あんな元気な子に会えるんだなあと思って、私も元気でいますねという事と、「サザエさん」は年齢が変わらないので、離れないようにしていきたいです。   大先輩に囲まれて仕事が出来ているので、仕事への気概などを観させてきていただいたので、財産になりました。   大きく体調を崩したことはないです。    2人の子の出産をしましたが、その時には辞める覚悟でいました。  出産の二日後に行きました。  子供の敏感なところはあります。 感受性は凄いですね。  

作品が誰かのところに届いているというのは、なんか嬉しい事です。   最近、生き方が多様性になった分、声優さんを見ていて自分にこだわって良い時代じゃないですかね。  いろんなことにチャレンジして動いてみるのがいいかなと思います。  ラジオは今一人で聞いている人が多いと思うんです。  何かしらああそうかと思ってくださることが続けばいいなあと思います。   声を出してみると自分の気持ちがちょっとわかったりするときがあるんじゃないかと思います。