2022年4月24日日曜日

森谷真理(オペラ歌手)         ・【夜明けのオペラ】

 森谷真理(オペラ歌手)         ・【夜明けのオペラ】

栃木県出身、武蔵野音楽大学大学院を首席で卒業、その後ニューヨークのマネス音楽院に留学、2006年にメトロポリタン歌劇場のオペラ「魔笛」で夜の女王に抜擢されて注目を浴びました。   その後リンツ州立歌劇場や世界各地の歌劇場で活躍、2019年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」で国歌斉唱を務めました。  ソリストとしての活動だけでなくこの4月からは名古屋音楽大学准教授に就任、又東京芸術大学や洗足学園音楽大学でも教え、後進の指導にもあたっています。

新国立劇場で「ばらの騎士」が終了。 学校もあり忙しい年になりそうです。   母親が声楽家でしたが、歌をやろうとは全く思っていなかったです。  小さい頃からピアノはやっていました。   高校受験にかこつけてピアノを辞めて、高校に入って母からもう一回ピアノを習っては、と言われてもう一回やろうかなと思いました。   進路に対するクラス分けが厳しくて、何になりたいのかと思った時に音楽かなと思ってしまいました。   

*「母が教えてくれた歌」  作曲:ドヴォルザーク  歌:森谷真理

大学に入った時に大学院を目指そうと思いました。   大学院が終わったら留学するんだという思いも抱きました。  栃木県小山市から武蔵野音楽大学入間校舎まで片道3時間かかって通学していました。  3年生からは江古田に移って、片道2時間でした。  朝6時20分ごろには家を出ていました。   その時間は宿題をやったり本を読んだりしていました。  大学を受験するにあたって母が日本歌曲全集、イタリア歌曲全集、マリア・カラスの録音の全集、のCDを買ってくれました。  毎日聞いていました。

*オペラ「トスカ」から「歌に生き恋に生き」  歌:マリア・カラス

大学院を首席で卒業後、アメリカに留学。(母親の友人の紹介)  マネス音楽院に2年間通って卒業と同時に仕事を頂けました。   2006年には、レヴァイン指揮『魔笛』同役で抜擢され、鮮烈 なメトロポリタン歌劇場デビューを飾る。   その後ヨーロッパに行って、2007年にコンクールを受けて1位をいただきヨーロッパデビューしました。  『トゥーランドット』リュー役での欧州オペラデビューでした。   それからアメリカとヨーロッパが半々でした。   2010年からオーストリア・リンツ州立劇場の専属歌手となりました。   

*歌劇「リナルド」より「涙の流れるままに」  作曲:ヘンデル   歌:森谷真理

激しい曲よりも、ヘンデルのような優しい包み込むような曲のほうが好きです。      2019年に日本に帰国。  「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」で国歌斉唱を務めました。 アーカペラで歌う。  緊張しました。  2018年の12月の暮れに、単純に日本に帰ろうと思いました。  5月に宮本亞門さんの演出でドレスデンに行きます。  

*「蝶々夫人」から 「ハミング・コーラス」  作曲:プッチーニ