奥田佳道(音楽評論家) ・【クラシックの遺伝子】
*「交響曲7番 第一楽章」 作曲:ベートーヴェン
昨年 ベートーヴェン の生誕 250年
クラシック音楽が文学、小説、漫画の中で、どんな風に使われて、どんな曲がどんな場面で彩どったかという事を、文学、小説、漫画の視点でどんなクラシックが使われたのかを見て行きたい。
『のだめカンタービレ』 2000年代の初めに、二ノ宮知子さんが連載を始めて、テレビドラマ、アニメ、映画、韓国でもドラマ化されるなど大変な人気になった、クラシックラブコメディー。
野田恵(通称・のだめ)とピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指すエリート音大学生・千秋真一、この二人の関係を軸に様々なクラシックの場面が描かれていく。
『のだめカンタービレ』の凄いところは、ただ名曲のクラシックをいれていったというのではなく、曲がマニアックですね。 知られていなかった曲を一躍人気を得る、そんな現象も起こした。
*ピアノソナタ第8番 『悲槍」第二楽章 作曲:ベートーヴェン 野田恵と千秋真一が出会った時の音楽。
*ピアノソナタ第8番 『悲槍」第三楽章 作曲:ベートーヴェン 全然第二楽章と第三楽章が違う。
「ピアノの森」 1998年より『ヤングマガジンアッパーズ』9号にて連載開始。、一色まことさんが描いた。 NHHKが2018年、19年にテレビアニメとして放送したばかり。 有名な作品が効果的に使われていました。
*ピアノソナタ第14番 『月光』第一楽章 作曲:ベートーヴェン
主人公の一之瀬海(カイ)は、「森の端」に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育ってきた。 知らない間にピアノの才能が身に付いてゆく。 カイが通う小学校に転校生として、世界的なピアニストの父親をもつ雨宮修平がやってくる。 二人三脚でショパンコンクールを目指してゆくという話です。
*ピアノソナタ第14番 『月光』第三楽章 作曲:ベートーヴェン 全然第二楽章と第三楽章が違う。
*「エリーゼのために」 作曲:ベートーヴェン
宮沢賢治 チェロを弾き作曲もした音楽家でもあった。 「セロ弾きのゴーシュ」はクラシックの音楽を取り入れた日本の小説の先駆だと思います。 「第六交響曲」これが判らない。 「田園」のことだろうといわれている。 シューマンの「トロイメライ」
*「トロイメライ」 作曲:シューマン
「蜜蜂と遠雷」 恩田陸の長編小説、2017年(平成29年)、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞する。 コンクールに向けてベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーのピアノ協奏曲のほかにも20世紀のピアノ協奏曲の名曲が描かれている。 映画化など上演されたりしている。
*ピアノ協奏曲第3番 第三楽章 作曲:プロコフィエフ
*『ジュ・トゥ・ヴー』(あなたが欲しい) 作曲:エリック・サティ