2018年4月9日月曜日

川淵三郎(日本サッカー協会相談役)    ・【“2020”に託すもの】この道の先にあるもの

川淵三郎(日本サッカー協会相談役)・【“2020”に託すもの】この道の先にあるもの
兄貴が義明?で、父が姓名判断で三郎と名を付けたのを後で知りました。
真ん中の兄貴が9年2月15日生まれで邦彦?、めんどくさいから三郎と付けたんだろうと父に言ったが、三郎は大成する名前だと言われたが、晩年Jリーグのチェアーマンをやってから野末珍平さんの本の姓名判断では、川淵三郎と云う名前は多くの人に助けられながら、大きな仕事をなす良い名前だと書かれてあって、親爺のいうことはまんざら嘘ではなかったと思いました。
24,5年前にゴルフの会を作って日曜は高いから平日にやろうと言うことで「さぼろうかい」をもじって「三郎会」を作りました。
日本サッカー協会(JFA)会長退任後は日本サッカー協会の名誉職を歴任しており、名誉会長を経て、2012年6月より最高顧問、2018年3月30日時点では相談役。
サッカー以外に大学の理事長、バスケットの改革に尽力、今は日本トップリーグ連携機構代表理事会長。
日本トップリーグ連携機構は日本の団体球技リーグによる組織(アメリカンフットボール,サッカー,ソフトボール,バスケットボール,バレーボール…等)
球技がオリンピックで活躍すると盛り上がるので、球技を強くするためにはリーグ戦を強化する以外道はないということで、日本トップリーグ連携機構と云うものを作って、ボールゲームを強くしようとして作ったのが13,4年前です。
お互いに協力し合ってレベルアップしていこうと言う会です。

バスケットボールはリオオリンピックの出場の為のタイムリミットがあった。
国際バスケットボール連盟が僕に頼んできたということは、多少強引でも後ろ盾があると言うことだと思いました。
サッカー界にバスケットが乗っ取られるんじゃないかなんて言われました。
協会の運営改革などについては、バスケットのルールを知らなくてもできる訳です、だから自信はありました。
Jリーグは1万5000人収容のスタジアム、Bリーグの場合は5000人収容のアリーナで80%の試合を開催すると言う条件を付けましたが、当時ショックだったと思います。
バスケットでは今ある体育館を改造して、5000人入れるアリーナを80%使えるBリーグとしてのチームを認めるようにとしたのは、これをやらないと絶対成功しないと思いました。
ここまでチーム数が増えるとは思っていませんでした。
最初日本に100のクラブが欲しいと言いました。
各都道府県に2つのクラブができれば、大体100個、そうすればJリーグが成功すると言ったら、誰も相手にされなかった。(当時は10個のレベルを考えていたのでは)
今は54クラブになりました。
地域に根差したスポーツクラブ作りは、Jリーグがスタートした時にしょっちゅう言っていたが理解してもらえなかったが、ようやく今理解してもらえるようになりました。

課長の時に或る支社の立て直しに行けと言われて、そこでの経験が後の組織運営に凄く役立ちました。
*「木戸をあけて」 小椋佳
あなたの後ろ姿にそっと別れをつげてみればあなたの髪のあたりにぽっと明かりがさしたよな 裏の木戸をあけて一人夜に出れば灯りの消えた街角 足も重くなるけれど 僕の遠いあこがれ 遠い旅は捨てられない許してくれるだろうか 僕のわかいわがままを解ってくれるだろうか 僕のはるかなるさまよいを 裏の木戸をあけていつかつかれ果ててあなたの甘い胸元へきっともどりつくだろう 僕の遠いあこがれ 遠い旅の終るときに ...
私の思いで深い曲です。

ツイッターで発信しています。
「矍鑠」(かくしゃく)と云う字を見た時に老人を対象にした言葉、この漢字の文字から年をとっても二つの目がしっかりして一人身になっていても金があると楽しい、と言っています。
読売の渡辺さんがTVの番組で「カントの純粋理性批判」と云う言葉をよく口に出したが、判らなくて調べたが、今までの全く違う理論を話をするのに、コペルニクスが地動説を表明したと同じ位180度違う理論の例として「コペルニクス的展開」と云ったんです。
常識に反するとも180度考え方を変えて、発想の転換をして新しい境地が開けると、これはいい言葉だと思って、Bリーグの時は15億円のことが問題になって解決策が見いだせなくていたが、15億円の事はゼロにして200億円、300億円の夢に向かってゆく発想が成功する道だと思って、「コペルニクス的展開」と云う言葉を使ってこれが生きた訳です。
「不易流行」 松尾芭蕉の言葉
俳諧は新しみをもって生命とするから,常にその新しみを求めて変化を重ねていく流行性こそ俳諧の不易の本質であり,不易は俳諧の実現すべき価値の永遠性,流行はその実践における不断の変貌を意味するとも説かれる。
一番のBリーグの地域に根差す、社会としての存在価値をどうクラブとしてアピールしていくのかが不易であって、不易の部分さえしっかりしていれば問題ない。
2005年宣言、「夢があるから強くなる」
この言葉は気にいっています。
全てのことに当てはまると思う。
何のためにサッカーの選手をやっているのかと云った時に、多くの人に感動と夢と希望と生きる勇気を与えたいと言うのなら、審判に文句を言ったり足をひっかけたりしているが、それで見ている人に感動と夢と希望と生きる勇気を与えているの、と言いたい。
何のためにサッカーの選手をやっているのかと問いたい。

AI化が進むと人間の余暇が増えて来ると思うので、どう生活していくのかとなるとスポーツを一緒にエンジョイすると言うのではなくて、健康であるということが一番だと思うので、今あるスポーツをやると言うことだけではなくて、まるで新しいスポーツを開発することがこれからのスポーツ界の課題だと思っています。
エリートだけのスポーツではなくて草の根のスポーツが大事で、富士山のように底辺が広がってレベルが相当上がっているように見えるが、全くそうではなくてスカイツリー型なんです。
ごく一部の突出したトップアスリートの人でしかない。
一般の人、子供等も益々体が動かない方向にしか行かないので、オリンピックなんかを中心にではなくて、草の根の事を考えないといけないと真剣に思います。
望まれている限りは世の中の役に立つことをやっていきたいと思います。