2022年6月26日日曜日

又吉秀樹(オペラ歌手)         ・【夜明けのオペラ】

又吉秀樹(オペラ歌手)         ・【夜明けのオペラ】 

東京芸術大学音楽学部声楽家卒業、同大学院オペラ科を首席で終了。  2012年、4年に一度イタリアで行われるトスティ歌曲国際コンクールで第3位入賞。   2014年から1年間文化庁海外研修員としてウイーンに留学、二期会に所属し、オペラ「イドメネオ」や「こうもり」に出演、第九や宗教曲のソリストとしても活躍しています。 

秋からテノールからバリトンに転向します。    10月にテノールとしての最後の舞台があります。   僕は最初バリトンで大学に入って大学3年生の終わりまでバリトンとして勉強していました。    4年生からテノールに変更しました。    師匠の川上洋司さんにテノールをやりたいと言って変更しました。   トスティはヨーロッパの第一線で活躍していた作曲家、歌手でもあります。  

*「理想」 作曲:トスティ  歌:又吉秀樹

高校3年生になる前まではバスケットなどスポーツをやっていました。   3年生の時に先生からいい声だから合唱祭でオペラの曲をソロで歌ってみないかと言われました。   歌ったのがきっかけでオペラを勉強するようになりました。   父は東京芸術大学で声楽に入っていました。   家では父が歌ったり、クラシックは身近にはありました。   大学2年生の時にオーケストラでトスティの曲を歌う機会があり、「Good-bye」と言う曲を歌いました。   魅入られました。  

トスティの音楽コンクールがあることを知ったのは大学院の途中だったと思います。   受けようと思って勉強してアジアの予選で代表に選ばれました。    イタリアにはトータルで2年半ぐらい留学しました。   オペラ、リサイタルをいろいろ行いました。  印象に残るのはどの町も趣きがあります。  歌った後の反応が毎回凄く素直なんです。 最初は、トスティが生まれたオルトーナと言う町に住みました。   つぎがスポレートというところで、劇場があり研修生になってそこで勉強しました。  あとローマです。  プッチーニの「トスカ」が大好きで、修士論文がプッチーニの「トスカ」を取り上げました。   ローマは夢にまで見た街でした。  夜明けのサンタンジェロ城に感動して1週間夜明けに通い詰めました。   「星は光りぬ」が有名ですが、一番好きなのが「スカルピア」です。    

*「トスカ」から「テ・デウム」   作曲:プッチーニ 

スカルピア男爵(ローマ市の警視総監)、ヤーゴ?も大好きです。  声を成長させていって人生で一回はスカルピアを歌いたいですね。  

2014年から1年間文化庁海外研修員としてウイーンに留学。  モーツアルトを研究したくてウイーンに行きました。   小学校の文集に何故かウイーンに住みたいと書いてありました。   ウイーン国立劇場では12月31日に毎年「こうもり」をやります。   待っている間にワインやシャンパンをもってみんなで飲んでいて印象的でした。   

2020年に4人で「それいけクラシック」と言うyou Tubeで「女のマーチ」と言う動画を配信しました。   毎週考えながらやっていて、人生一つの楽しみです。  

*「納涼」  作曲:瀧廉太郎  歌:吉田連   「四季」の第1曲「花」とかの組曲になっていて「納涼」は第2曲です。

*「マイ バラード」   作曲:松井孝夫 歌:又吉秀樹、吉田連、大川博

7月18日に名古屋フィルと公演します。  今後バリトンとして頑張って行きます。

*「天国と地獄」序曲   作曲:オッフェンバック