クルト厳蔵(僧侶) ・同行二人の心とともに
今年は弘法大師空海の生誕1250年に当たります。 高野山真言宗のクルト厳蔵さんに伺いました。
子供のころからインド仏教、インド哲学に興味がありました。 スイスのチューリッヒに生まれました。 チベット仏教のお寺がありました。 一番大切なのは私の身体、スピリット、マインドが必要だった。 だから瞑想を始めました。 日本の友人の中に仏像を持っていて、興味がありました。 15歳になって仏像を作りました。 日本、中国、ヒンズー教の仏像に特別の興味がありました。 キリスト教と仏教は少し違う。 仏教はだいたい哲学のものと判りました。 読んだ仏教についての本は英語でした。 20歳になって一回お坊さんの生活をしたいと思いました。 美術は子供のころからやっていました。 卒業後勉強したくてイタリアに行きました。
日本人の女性と結婚しました。 弟はエンジニアリングの仕事をしていましたので、弟と一緒に会社を作りました。 私は経済関係を担当し、弟が技術関係を担当しました。 8年後に私は違う生活をしたくて会社を辞めました。 美術か僧侶の生活をしたいと思っていました。 妻と一緒に高野山に行った時に、この場所で修業したいと思いました。 即時成仏、真言宗の瞑想のやり方わかりたい、と思いました。 高野山は聖地の世界だと思いました。 得度するときに妻(光子)はイタリアに住んでいて、娘は高校生でした。 1997年に得度しました。
日本語が上手くしゃべれなかったので苦労しました。 日本の先輩とのやり方など判りませんでした。 得度の時には髪と髭を剃って、とっても違ってしまっていました。 自分の顔を受け入れるまで2年間かかりました。 高野山では精進料理で、ご飯と豆腐、ご飯と煮物で、一番嫌いだったのは砂糖で甘いのが苦手でした。 煮物が甘くて大変でした。 密教はすることだけで、勉強が足りないと思いました。 高野山には大賢?のために行きました。 瞑想する、真言を唱える。 悟るは出来る。 好奇心、心、身体が一体となる。 無になった時に宇宙と心が一体となる。 抽象的な事ではなく体験が必要です。 空気と身体と心が一体になる時に、ハッピネスになります。 美術の世界は悟る事も出来る。 筆使って絵を描くことは凄く気持ちがいい。筆、手、身体、マインド、空気一緒になります。 座禅する、真言を唱えるのも、同じ体験をする。 ゆっくりゆっくり心静かになる、無になる。 自分、無くなる時には心だけ、心は無になる。
ラオスの若い修行僧を助けることによって、その家族、地域、社会も助けることになる。 ラオスに行った時に、大学に入りたい、家にはお金がない、とかあったりしたが、自分では助けることができない。 ・・・・・(聞き取りにくくて話の流れがイマイチ理解できない。 カンパを集めてラオスに学校の学校に寄付した様でもあります。 5つのきゅしつやインターネトとも可能なコンピューター教室を備えた校舎も建設した様です。) ウクライナ、ミャンマー、苦しい生活をしていて涙が出ます。 寄付を集めて援助活動をしています。 コロナ禍で寄付金を集めるのが難しくなりました。 習慣がないので、日本人は余り沢山寄付はしないですね。 西洋、中国人が沢山していましたが、中国からもあまり入らなくなりました。 厳しいです。 2年前に私は僧侶の学校を辞めました。
お坊さんの心があれば、頭の中ではお寺です。 私は今年72歳になりましたが、私の生活はラオスの関係になりました。 美術の世界に入る事にも興味はあります。 植物にも興味があります。 ラオスの学生たちを助ける事、これも一つの美術です。 お坊さん半分美術でしょう。 真言宗は悟りのために美術する。 声明聞くのも好きです、般若心経、大般若経、観音経。 仏教の教えは生きている人間のために助ける。
*全体的に聞き取りにくくて、的がずれているところがあるかもしれません。