奥田佳道(音楽評論家) ・〔クラシックの遺伝子〕
*「展覧会の絵」 ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーによって作曲されたピアノ組曲
ロシアの友人の画家の遺作展に出かけてその絵から霊感を受けて1874年に作曲したもの。
クラシックからクラシックへの編曲が今日のテーマ。
「展覧会の絵」はフランスの作曲家ラヴェルによるオーケストラ編曲の方が有名かもしれません。
*「展覧会の絵」 フランスの作曲家ラヴェルによるオーケストラ編曲 トランペット・ソロで開始される編曲
*「展覧会の絵」 レオポルド・ストコフスキーによるオーケストラ編曲 冒頭の「プロムナード」の旋律が第1ヴァイオリンのみのユニゾンで演奏される。
オリジナルのピアノ曲にピアノの世界を越えた、ピアノの曲なんですが、オーケストラ的な世界、劇音楽的な世界、オペラ的な世界、何かスケールの大きな世界を一流のアーティストや作曲家が感じ取って、これはオーケストラにしたら素晴らしいのではないかと考えた結果ですね。
*モーツアルト作曲 ピアノソナタ ハ長調ケッフェル545 第一楽章
ノルウェーの作曲家グリーグ ピアノを二人で演奏できるように編曲しました。 第一ピアノはほぼ原曲通リ、第二ピアノはグリーグが編曲した。
*モーツアルト作曲 グリーグ編曲 ピアノソナタ ハ長調ケッフェル545 第一楽章 グリーグは素晴らしいピアニストだったので自分で弾きたかった。 仲間と弾きたかった。
バッハ 生誕150年没後80年を迎えたロシアの作曲家ラフマニノフによる編曲 ラフマニノフはバッハなどいろいろな作曲家の曲を自分で弾くために編曲しました。
*バッハ作曲 ラフマニノフ編曲 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第三番ガボット
ラフマニノフのピアノへの編曲が近、現代のジャズミュージシャンに絶大な影響を与えました。
クライスラーの「愛の喜び」、「愛の悲しみ」をピアノに編曲しています。
*ヴェートーベン作曲 ピアノソナタ第20番 第2楽章
*ヴェートーベン作曲 ヴェートーベンが七重奏曲に編曲 ピアノソナタ第20番 第3楽章
ドビュッシー 「亜麻色の髪の乙女」の沢山の編曲が生まれました。
*ドビュッシー作曲 エオンロック?編曲(聞き取れず) 「亜麻色の髪の乙女」
*「二人でお茶を」(タヒト・トロット)ヴィンセント・ユーマンス作曲 ロシアのショスタコーヴィチ編曲 オーケストラ曲に生まれ変わっている。 ショスタコーヴィチはジャズピアノの名手でもありショパンコンクールにも出場するピアニストでもありました。