奥田佳道(音楽評論家) ・【クラシックの遺伝子】
*映画「海の上のピアニスト」から「愛を奏でて」 イタリアの作曲家エンニオ・モリコーネ 豪華客船の中で生まれ、生涯船を降りることのなかったピアニストの物語。
今日は逆クラシックの遺伝子。 今クラシックのトップアーティストが映画音楽に夢中なんですね。 音楽として独立して成立するようなところがあります。 トップアーティストが夢中になっている映画音楽を特集して、つまり逆クラシックの遺伝子です。
フランスのヴァイオリニスト ルノー・カピュソン 最近アルバムを作りました。 *チャップリン作曲の「モダンタイムス」から「スマイル」 ヴァイオリン: ルノー・カピュソン 映画は1936年の作品。
*ニューシネマパラダイスから「過去と現在」 ヴァイオリン: ルノー・カピュソン ピアノ:ギヨーム・ベロン
*映画「バルスーズ」から「ロール」 作曲:ステファン・グラッペリ ヴァイオリン: ルノー・カピュソン ピアノ:ギヨーム・ベロン
映像から離れてもこれらの音楽は素晴らしい。
ジョン・ウイリアムズ 昨年10月にはベルリンフィルハーモニー管弦楽団がジョン・ウイリアムズを指揮台に招いて定期演奏会の会場でやりました。 『スター・ウォーズ』 『E.T.』とか様々思い浮かぶと思いますが、ドレミファソのドとソの跳躍がジョン・ウイリアムズの一つのスタイルです。 この跳躍のスタイルの先輩がワーグナーなんです。
*オペラ「さまよえるオランダ人」の序曲 作曲:ワーグナー これはヴェートーベン交響曲第9番の出だしを手掛かりにしている。(ド、ソ)
*映画「ET」から「フライイング」 指揮:ジョン・ウイリアムズ ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
アストル・ピアソラ 1921年生まれ。 1992年に亡くなる。
*SFスリラー映画「オブリビオン」 作曲:アストル・ピアソラ
*映画『スター・ウォーズ』から「帝国のマーチ」 作曲:ジョン・ウイリアムズ ベルリンフィルハーモニー管弦楽団