2012年5月9日水曜日

柳生博(俳優 日本野鳥の会会長) ・世代を引き継ぐ者たちへ 2

柳生博(俳優 日本野鳥の会会長76歳)   世代を引き継ぐ者たちへ 2     
一日300匹から400匹の虫を四十雀(シジュウカラ)は春になると捕り始める
40歳から木を植え始める 
当時は雑木林にすることは金にならないので見られなかった  
熊野古道は杉と瓦礫  沈黙の森  
更新してゆくためには35年経っているので木を切ってゆかなければならない
里山 雑木林、灌漑用水路 田畑 がある    
日本人と自然との係わりは世界でも特筆に値する   自然との折り合い
子供は遊ぶことが好きだが野良仕事をした方が喜ぶ又そこで褒めてやる 
重ねてゆくうちに手伝いをするのは当たり前の事になる

叱ることも大事  危険な事をやる時に緊張させる事は大事  
13歳の時に1か月の旅をしろと言われて 旅をして家に帰ってくると、祖父が頬を両手で挟んで「良い顔になった」と褒めてくれて感動した
花鳥風月 の事を祖父から教えてもらった  
花、動物、農業との係わり ツバメが来たらどの作業をしたらいいのかとか 風が運んでくる季節感 闇の事 満月の灯 
森と暮らす 森と学ぶ 

19年前に書いたことが教科書にも有るが 75歳になって時々見直すと赤面してしまう事がある 歳を取ってちょっと違っていた事がある
感受性が歳を取ってくると敏感に成ってきている様な感じがする  
どろがめ先生(高橋 延清 東大教授  「森の話をしよう」の対談で話し合う 
どろがめ先生は気に入るとあだ名を付ける 
柳生君は森の世話人だと言われて嬉しかった
コウノトリの復活の応援団長もしている 
懇親会をするのが好き 
乾杯の時にいつも言う言葉「確かな未来は懐かしい風景の中に有ります」と言って乾杯をする 懐かしい風景をもう一度作ってゆく 懐かしい風景を持続させてゆく  
生き物たちが機嫌良く住んでゆく