由美かおる (女優、歌手) ・〔わたし終いの極意〕 美健康の秘訣は世界標準!
由美さんは去年自身の事務所を立ち上げ、新たな一歩を踏み出しました。 女優としての活動に加え、全国の介護施設や高齢者施設に出向いて、呼吸法をベースにした健康教室を開催するなど活動の場を広げています。 由美さんは今年73歳、デビュー以来変わらぬその美しさと健やかさに海外メディアも注目して、現在アメリカの放送局の密着取材を受けているという事です。 70代を明るく過ごす気持ちの持ち方や新年の抱負について伺いました。
普段何気なくしている呼吸を深くとらえて、からだの隅々まで巡らせて行くという、新しく立ち上げました。 「由美ブリージング」と言う本を出しました。 疲れたりストレスがた有ったりすると、呼吸が短くなってしまいます。 呼吸を深くとらえて、からだの隅々まで巡らせて行くと血液の流れが良くなり、自然治癒力、免疫能力もどんどんアップします。 私たちは1日に2万~2万5千回と言う呼吸をしています。 90歳まで生きたとすると8億回と言う数になります。 1回に取り込む量は500mlぐらいです。 一日に取り込む量は1万2千リットルを吸って排出をしています。 健康を維持してゆくためには大切な事です。
1950年京都生まれ。(東寺のすぐ近く) 子供のころはお転婆で五重塔の周りを飛び回っていました。 父は警察官から青果業を始めて、旬な野菜で具沢山の鍋を食べていました。 3歳から兄と共に幼稚園に行って、近所にお姉さんが居てクラシックバレエをやっていて、真似てくるくる回ったりしていました。 それがクラシックバレエとお出会いでした。 3歳からバレエを習うようになりました。 6歳から兵庫県川西市に移って、そこでもバレエ教室があり通い続けました。 知り合いに宝塚の先生がいるというので、母からピアノ、声楽を習ったらどうかと言われて、小学校の時から始めました。 算盤もやりました。
中学の時に友達が「西野バレエ団」に一緒に行かないかと誘われていくことになりました。 金井克子さんとか凄い方たちが一杯いました。 読売テレビで新しい番組が出来て、抜擢されました。(15歳の時) 『11PM』に出演、中学生だったので録画でした。 沢山の電話を頂き、その中で石原裕次郎さんから電話を頂き、「夜のバラを消せ」という銀幕のデビューをさせて貰いました。 関西弁だったので標準語で話すのに苦労しました。 15歳で大人役だったのでちゃんと理解できていたのか判りません。 時代劇「水戸黄門」のかげろうお銀役をやりました。 最初は黄門様の命を狙う役でした。 岩風呂に入っている黄門様を狙って入ってゆくと風車の弥七さんに止められてしまいます。 お風呂のシーンは204回ぐらいです。
体形はデビュー以来変っていないです。 体重は43gで今も同じです。 ダイエットは全くしたことはないです。 食べたいときに食べる、好きなものを食べる、和食、お米が好きです。 食前酒、ビール、ワインも頂きます。 ブリージング、それと感動する事、それが身体にいいですね。 辛い事悲しいことなどあると思いますが、それを自分がどのようにして、いい方向に向けてゆくかと言う事ですね。
自分でやってきたブリージングを弱者の方へとか、工夫をしてきました。 椅子に座ってできるブリーシングがあります。 まず姿勢を真っすぐにします。 軸が大切。 おへそを三角に囲むように腕を回します。 口から吐きます。 吸うときは鼻から吸います。 上体を前に曲げながら、手が床にまで着く様に体を曲げます。 次に吸って行きます。 これが「コア呼吸」です。 旨くできると身体が熱くなって、全身から汗が出てきます。 「足芯呼吸」で 捩じって背骨が緩むんです。 自分の健康、やる気、チャレンジ精神が出てきます。
海外のメディアも注目して取材を続けていて、来年の4月に放送されます。 世界中を回りたいですね。 ブリーシング、ジャズを歌ったりして。 いずれゴールは来ると思いますが、前向きに、感謝、嬉しい、美味しい、楽しくいけたらいいですね。 私じまいの極意とはブリージングで、健康で、みんなで美しく、美味しく過ごせたらいいですね。