2019年7月31日水曜日

芹澤廣明(作曲家)            ・古希、アメリカで歌手デビュー

芹澤廣明(作曲家)            ・古希、アメリカで歌手デビュー
チェッカーズや中森明菜をはじめ数々の歌謡曲を手がけ、アニメソングの分野でも多くのヒット曲を生み出してきました。
去年70歳を過ぎてアメリカでシンガーソングライターとしてデビューを果たすなど、今も輝きのある日々を送っています。
芹澤さんの名曲を振り返りながら、音楽にかける思いや人生観についてなど伺いました。

71歳になります。
作った曲は2500曲以上になります。
*ヒット曲メロディー 短く数曲
聞くと当時のことを思い出します。
1,2分で作っていました。
2,3歳の頃から木琴とか買ってもらってやっていました。
小学校は音楽部でした。
小学校6年、中学1年のころにギターを友達から見せてもらってはまりました。
16、7歳の時には横須賀、米軍キャンプなどでバンドでギターを弾いていました。
趣味と実益を兼ねてやっていました。
18歳ぐらいの時にポップコンがあってギター部門で優勝しました。
NHKの或る音楽番組(ステージ101)でオーディションに受かりました。
洋楽をメインに若い人たちが集まっての音楽バラエティー番組でした。
この番組を通して「涙を越えて」なども生まれた。
この番組でいろんな曲を歌いました。

サラリーマンの給料が2万円ぐらいだった時に、作曲をすると印税が入ってくるという事で30歳ぐらいから始めました。
直ぐ曲は浮かんできました。
何曲かは没になりました。
自分の好きなものが売れるとそれしか作れないので、それじゃあなくてよかったと思います。
なるべく其歌手に合わせて作りました。
「少女A」は中森明菜さんに書いたものではなくて、たまたまそこに行ったんですね。
*「少女A」 中森明菜 作詞 売野 雅勇 作曲 芹澤廣明
*「涙のリクエスト」 チェッカーズ 作詞 売野 雅勇 作曲 芹澤廣明
最初はただの「リクエスト」でしたが、提案して「涙のリクエスト」になりました。
*「ジュリアにハートブレイク」 チェッカーズ 作詞 売野 雅勇 作曲 芹澤廣明
「オーマイジュリア」のところは私の娘がユリアといいますが、ひらめいてこうなりました。 
*「Song for U.S.A.」 チェッカーズ 作詞 売野 雅勇 作曲 芹澤廣明

売野:一言でいうと運命、これに尽きます。
芹澤さんと会わなければ作詞家を続けていられなかっただろうと思います。
人生で一番大切な時間、ポイント、ポイントに芹澤さんがいて、導いてくれたというか、北極星みたいな人でした。

売野さんとはうまくいきました。
*「タッチ」 岩崎良美 作詞 康珍化 作曲 芹澤廣明
アニメソング
TVに放映されるのできちっとあっていないといけないので難しい。

2018年に『Light It Up!』で全米歌手デビュー。
3人ぐらいのアメリカの歌手が歌うがうまくいかなくて、僕が出すというっことになりました。
日本だけではなくてアメリカでやってみたいと思いました。
普遍性のあるもの、「タッチ」は広く聞いていただいていると思います。
アメリカでやっているものは自分の趣味でやっています。
今年も出します、趣味でやりたい。
*「Light It Up!」 芹澤廣明