2018年10月28日日曜日

奥田佳道(音楽評論家)          ・【クラシックの遺伝子】

奥田佳道(音楽評論家)          ・【クラシックの遺伝子】
*チャイコフスキー作曲 四季から「10月」 秋の歌 チェロ
今日はチャイコフスキーの遺伝子。
洗練されたウイーン、パリの音楽とチャイコフスキー音楽は相思相愛なんですね。
チャイコフスキーが一番尊敬していた作曲家はモーツアルト。
*「モーツアルトピアーナ」 第3楽章 祈り  
1791年作曲 
元々は宗教曲を編曲
調べはモーツアルトですが、弦の響かせ方はロシアンロマンが入っている。
*タンゴ・パセティック  チャイコフスキーの交響曲 第6番「悲愴」の要素も入っているが、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のメロディー。
「アリア」のメロディーも聞こえてくる。
*ジャンゴロジーから「悲愴のインプロヴィゼーション」   ジャンゴ・ラインハルト(ギター)とステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)の共演 1949年録音 

セルゲイ・ラフマニノフ
一番チャイコフスキーと繋がりが深い、格調高いロマンティックなメロディーを紡ぎ、ラフマニノフの音楽はアメリカの映画音楽とかミュージックの音楽に伝播していった。
*「ヴォカリーズ」 セルゲイ・ラフマニノフ作曲 1912年
歌詞がなく、母音のみで歌われる歌曲のこと。様々な編成に編曲され親しまれている。

*チャイコフスキーの交響曲 第6番「悲愴」第二楽章 ワルツの部分
(普通3拍子だが5拍子のワルツ)