2018年5月27日日曜日

奥田佳道(音楽評論家)          ・【クラシックの遺伝子】

奥田佳道(音楽評論家)          ・【クラシックの遺伝子】
グリーグ作曲『ペール・ギュント』組曲から「朝」
フルートの調べ、グリーグがどんな朝をイメージしたかということは謎。
劇の中ではアフリカのモロッコで迎えら朝ということになっているが、作曲家は北欧のノルウエーなので、北欧の海辺などの朝を想像して良いのではないか。
ウイーンフィル


ハイドン 作曲 交響曲 第6番 ニ長調『朝』 第4楽章 Finale,Allegro
ハイドンは交響曲を104番迄作っているので、早い時期の交響曲。
第1楽章は日の出を彷彿とさせるゆっくり堂々とした序奏に始まる。

シューベルト作曲 「美しき水車小屋の娘」のなかの 第8曲「朝の挨拶」
切ない青年の気持が繊細に歌われている感じ。

*シューベルト作曲 「美しき水車小屋の娘」のなかの 第2曲「どこへ?」
青年が旅を始めたばかりのころ。

ラフマニノフ 編曲 第2曲「どこへ?」 ピアノ演奏
キラキラ感と川の流れのうねりが感じられる。

リヒャルト・シュトラウス 「あした」
新婚の妻パウリーネのために書かれたと伝えられる「4つの歌曲」作品27の締めくくりに位置する。簡素ながら、非常に繊細な美しさを持った作品。

ヨハン・シュトラウス 「朝の新聞」
オッフェンバックは日頃から世話になっている新聞への感謝をこめて、ウィーンのジャーナリスト協会の「コンコルディア」が主催する舞踏会に、『夕刊』というワルツを作曲して提供した。
シュトラウス2世にもワルツの提供を依頼するとともに、タイトルを『朝の新聞(朝刊)』としたいと提案し、シュトラウス2世はそれを受け入れ作曲した。