奥田佳道(音楽評論家) ・〔クラシックの遺伝子〕
世界的にオーケストラもレパートリーが広がってます。 ジョン・ウイリアムス(映画音楽)が指揮をしてコンサートをやりました。 ゲームの音楽をシンフォニーオーケストラがクールに演奏するというのも今、オーケストラの大事なレパートリーです。 ロックの中にもクラシックを受け継いでいるものもありますが、今の若いアーティストは歴史的なロックから逆に刺激を受けるという現象が起こっています。 その最先端を紹介しようと思って選びました。 日本で最も人気のあるバイオリニストの一人、石田泰尚が声を掛けて結成した石田組があります。 石田さんはワーグナーのオペラを上演するときにも、欠かせないバイオリニストです。
*「キル ザ キング」 リッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore,)が演奏した。 演奏:石田組
*「輝ける7つの海」 ロックバンド「クイーン」のボーカリスト フレディ・マーキュリー(ポピュラー・ミュージックの歴史の中でもっとも偉大なシンガーの一人とされている)1974年にリリースした楽曲。 演奏:石田組
*「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」 フレディ・マーキュリーが1985年に発表した楽曲 演奏:石田組
背景にはクラシックのアーティストがオープンマインドになったという事が言えると思います。
プログレッシブ・ロック 1960年代から1980年代までイギリスで愛されたロック。ブリティッシュ・ロック 英国で作られたさまざまな形式のポピュラー音楽
今、CMやドラマでプログレのサウンドを実はよく聞いています。
*「アクア タルカス」 クラシック作曲家吉松隆さんがシンフォニーオーケストラに編曲 演奏:東京交響楽団
*「噴火」 「タルカス」から 大河ドラマ「平清盛」の中で使われた。吉松隆さん編曲 演奏:東京交響楽団
*「サヴチョ3」 演奏:ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリニスト) 作曲:アレクサンダル・セドラー