奥田佳道(音楽評論家) ・〔クラシックの遺伝子〕
*映画「思い出の夏」の中からコンチェルティーノ 1971年のアメリカ映画、音楽はフランスの作曲家ミシェル・ルグラン
今日は今を時めくトップアーティストが奏でる映画やミュージカルの音楽。
2020年に亡くなったイタリアの映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ
*1988年の「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ ピアノ:アレクサンドル・タロー サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団の演奏
音楽がさらに映画を魅力的にしてゆく。
*1986年のイギリスの映画「ミッション」 から「ガブリエルのオーボエ」 18世紀、スペイン植民地下の南米・パラナ川上流域(現在のパラグアイ付近)を舞台に、先住民グアラニー族へのキリスト教布教に従事するイエズス会宣教師ガブリエルたちの生き方、彼らの理想と植民地社会の現実や政治権力者の思惑との葛藤を描く。 チェロ:ゴーティエ・カプソン ブルターニュ国立管弦楽団の演奏 ジャングルの崖の上でガブリエル神父が手作りのオーボエを吹いて、先住民と心を通わせて行く。 トップアーティストたちが演奏している。
*1929年のMGM映画のためにアメリカの作曲家ナシオ・ハーブ・ブラウンが作曲「雨に唄えば」 チェロ:ゴーティエ・カプソン ブルターニュ国立管弦楽団の演奏 雨の中で本曲を歌い踊るジーン・ケリーのパフォーマンスは映画史に残る名場面
*2016年の映画「ラ・ラ・ランド」 ミアとトセバスチャンのテーマ 俳優志望とピアニストの恋愛を描いた映画 ピアノ:アレクサンドル・タロー
フランスのトップヴァイオリニスト ルノー・カピュソン チェロのゴーティエ・カプソンのお兄さんです。
*1974年 映画「バルスーズ」から 「ロール」 音楽:ステファン・グラッペリ 犯罪に明け暮れる青年たちの無軌道な性を荒唐無稽なタッチで描いた、インモラルな青春映画。
ヴァイオリン: ルノー・カピュソン ピアノ:ギヨーム・ベロン
*1964年作曲 「LOVE」(ナット・キング・コールの最後の大ヒット作品ともなった) チェロ:ゴーティエ・カプソン フランスのトランペット奏者ルルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ ブルターニュ国立管弦楽団の演奏
*「戦場のメリークリスマス」 大島渚が監督した映画作品 音楽:坂本龍一(2023/3/28に亡くなる。) フランスのピアニストのアレクサンドル・タローが2022年に録音したアルバムにも坂本龍一さんの映画音楽が2曲収録されていました。 「戦場のメリークリスマス」と「ハイヒール」 「戦場のメリークリスマス」から「ミスターローレンス」 作曲:坂本龍一 ピアノ:アレクサンドル・タロー