2012年7月26日木曜日

増永広春(走墨書家70歳)     ・筆が走るアスリートが跳ねる

増永広春(走墨書家70歳)         筆が走るアスリートが跳ねる  
埼玉県大宮生まれ
筆で手紙を書く母の美しさにひかれ20年間の修行の末 芸術の道に進みました  
華道 茶道 陶芸 織物 デッサンを学びその中から書でも無く絵でも無く
イラストでも無い独自の処方 走墨の世界を生み出しました  
陸上 競泳 体操 フギアースケート等の選手の姿は 花 舞等の漢字に通じた書となります
これらの作品は外国の人達から高い評価を得ています  
侘び 錆びを越えた新しい世界の創造 書と絵画の融合の世界を描く 
増永さんに走墨に込めた心を伺います
    
小さい頃からスポーツは大好きだった  
人間の身体の醸し出す美しさ  高橋 浅田真央の回転を文字に表現
水墨画でも無い,デッサンでも無い、絵画でも無い、華道 茶道 陶芸等の勉強をして反映している
無駄を省く  残った物を生かす  
如何に空間が美しく見えるか  見ている人がどうとらえてくれるか  
デッサン帳にいろいろ書いて行きながらその中から浮かぶ
今は墨で手紙を書く人はほとんどいません 残念です  
母の勧めで15年間 習う 公募展に出したが2度挫折 3回目に出したら賞を貰う事ができた 中国の先生に漢字を習う その後独立する  
芸術の世界に入る その時にいろいろな芸術を勉強した  最終的に書になる  
「走墨」  銀座で個展を開く ポスターの仕事 競輪のポスターの製作依頼が有った 
 待ってましたという感じだった

20数年ポスターを続けて書いてきた  凄く勉強になった 
88年 NHK ソウルオリンピック 総集編のタイトル を担当する 激励の言葉が来る 
作品展を年に1~2回は開く事を念頭にやっていて70回ぐらいになる
用即美 用をなすものは美しい   
スポーツ選手からのコメントは 中野浩一 「額の中に自分がいるようだ」
アルジェリアで作品展をした  
真っ白な帯に字を書いて出席した際の周りから大いに称賛された
外国の人達  走墨体験 「育む」・・・ 母親が抱っこしている姿にする  
中国は昔 象形文字 字になって 又字が進化している
手紙を筆で書いて貰いたいと思っている

海外でも個展をいろいろ開いている  
会場で日本の音楽を掛けていると中々子供達が帰らない 
どうしてかと問い合わせたら 「気持ちがいい」との事
作品はいくらなのかと言うのでどうしてかと問い合わしたら 親にクリスマスのプレゼントをするとのことで 僅かな額ではあるが渡した
墨汁は一切使わない 墨をすることが大事  心を静めて想像をめぐらす  
白黒のはずが色が脳裏に浮かんでくる(見る人の感性が広がる)
茶道の茶室  無駄のない世界  空間を旨く感じさせる  書の世界も同様
日本の文字とかひらがなを世界に向けてもっと軽やかに伸びやかな線で表現して発信してゆきたいと思っている