2011年11月8日火曜日

ニシャンタ(羽衣国際大学教授)    ・違ってるんからいいんだよ

 ニシャンタ(羽衣国際大学教授)        違ってるんからいいんだよ
龍谷大学 大学院 博士課程 経済学博士  2005年に日本国籍を取得 
日本女性と結婚 1男1女 
来日以来日本の武道を修連 拳法2段 柔道初段、空手4段 日本語も来日以来1年間で日本語能力検定試験1級を取得する 
日本に来て25年 スリランカ(セイロン)から17歳より来日
中学3年生の時に手紙が教科書に載っている TVで流された「おしん」80%の取聴率(スリランカ) 日本では50%の時もあった
其の時の状況がスリランカに似ていた(物がない ) 親近感で見ていた  
乗合牛車で学校に通っていた 72年日本から中古車が入って来る(おしんのイメージとは違う)
日本が夢を与える国になった  日本に対する興味が膨らむ (日本の情報が断片的)
ボーイスカウトで来日(御殿場で開催) 1カ月滞在 消化不良のような状態だった 
1年後に再来日(家を担保に借金をして費用捻出 7万円)
ホームステーした家に厄介になる 最初言葉が判らず目の動きとちょっとした動作でよしあしを判断した(第六感)
こんなに小さな国なのに方言が多いのに吃驚した 謙遜語 へりくだった言葉 好き  
犬にも丁寧語を使う

立命館大学 拳法4年間する 学部総代をする (録音機を使って講義を収録するが時間が長くて聞く時間が取れない アルバイト 収録時間の長さ)
日本に行くからには格闘技をしなければいけないと思った  
結婚に際して相手の父親、母親が反対した 
お墓(スリランカの墓はない長男だが墓守に必要はない)、
国籍(自分の国を捨てるようでは嫁も棄てるのでは、信用できない)  
子供(褐色に生まれたらいじめに遭ってしまうのではないか)  

半年間たってから挨拶に行く 承諾を得られる  朝起きたら妻の母親より手紙があった
「昨日貴方の本を読みました 貴方はとても強く優しい立派な人です 今の日本人にない心を持っている本当の日本人です 今まで私達が文化の違いや肌の事で
貴方の事を誤解していた自分が恥ずかしいです ごめんなさい 何を書いてよいか判らないんですが、私達は立派な息子が一人増えて幸せです
貴方のご両親に感謝します」  
「留学生が愛してる日本」を書いたのを読んでくれる
人間は心の壁を持ってしまうが、 何のために壁があるかと云うと取っ払う為にあるんだと思います 壁を取っ払う数が多ほど人間は成長できます
自分が美しくなって行くと思いますね  取っ払えた瞬間が手紙ですね