鳥取県倉吉市出身のサックス奏者 88年「ハイプレッシャー」全米で大ヒット
1987年(昭和62年)にはアルバム「SPARKLING」で第一回日本ゴールドディスク大賞を受賞
予測できない事件 予測出来ない波に合った
母親は音楽に理解があった
トロンボーンを最初中学で吹いていた 行進をするのに一番前でやるのでこれが嫌だった
サックスが欲しかった 音楽の先生になるから欲しいと親と交渉して購入できた
グレンミラー楽団に憧れた 米国に留学 語学が判らず苦労する
音楽に関する英語から先ず入って行った
夢で英語をしゃべっているようになった プラクティカル トレーニング ビザ で働ける
1年後には帰国しなくてはいけない
音楽家としては働けた 或るバンドに入る
70歳代の人は「リメンバー パールハーバー」と言われる
バンドメンバーといろいろな旅をした 当時モーテル1泊8ドル 安い旅行をした
30歳になって 稼ぎも無く 皿洗いをしたりしていたが、音楽を止めて 売る側に立って(ミュージック ビジネス)定職に就きたいと思って始めた
色んなバンドが来る 変な凄いバンドが来る時がある
自分達の下手さ加減が判らないバンドが来る時がある 何とか乗せてやったりする
下手なんだけれどもジーンと来るものがあるバンドにあったりする
自分では中学の頃から先生に習って、松江まで毎週習いに行って 毎月大阪音楽大學まで 東京芸大の先生が来てレッスンに行って、 東京芸大出て ボストンに来てバークリーも出て プロになってやってて、なんか違う事を発見した
なんか怖さと言うか 面白さと言うか 学問一杯勉強してきたけれど 捉われている
自分が枠の中でやってなくてはいけないと言う
その小ささをふっと気付いて、あー音楽って結構違うなと思ったんですね
いろいろ規則を勉強して あれをやっちゃーいけない これをやっちゃーいけない 誰かが学問で後付けで付けて 大きな楽典ができたりだとか 音楽概論とか、基礎教育なんとかとか 後付けだった 実際は判例 誰かがやってきたんだなとふっと気が付いた
下手なんだけれども感動したというか 旨い下手じゃなくて 、心に訴えるなにか一生懸命さが有れば伝わるんだなって ここから私は目覚めちゃいましたね
下手なバンドの中に有る意志とかやる気とか意欲とか 士気というか 戦いに行ってるような感じ よしやるぞ と言うようなそれが伝わると、威圧感ではないけれど 喜びが迫ってくる
悲しくないんだけれども目が潤む見たいな 感動ですよね これだーっ見たいな これだーっと
自分の人生を振り返って これから先未知の世界だけれど やんなきゃいけないなと、まだやることが一杯あるなと 一杯勉強したけど一回忘れて、兎に角真っ直ぐに未知の世界に 新しい事に出合って行って 温故知新みたいなのはあるけれど それを越えた上での芸術 美しいものに憧れるわけですよね
なんか感動すると言うところに向かってゆこうと決めたんですね
するとライオネル・ハンプトンというバイブ奏者からたまたま電話があった
この人は17歳で黒人で20年代初めて白人のバンドに入れてもらって演奏した人
ベニー・グットマンのバンドで (94歳で他界したが) 70歳ぐらいだったと思う
バンドに入る様に誘われる
指が動いているかどうか確認して2週間で準備して合流した
音楽の見方が変わった 違う角度から お前ができる事をやればいい と言うが しかし或る程度真似をしないといけない
そしてそれを忘れ、自分の個性 自分は何なんだって 自分は何のために生きているんだろうかと それを突きとめて行ってですね 自分の個性を育てる
自分を分析する 自分はどこから来たんだろう
自分の文化はどこから来たかという事 これからやること沢山有りまして でもやる気十分で これから好きなことをやりたいと思ってまして 鳥取県の文化が音楽的に盛り上がれば 楽しんでもらえればいいのかなと思いまして18人バンドを組んで、やろうと思っているんですけれども 音楽は色んなジャンルがあるけれども最後は其の音楽の中にどれだけの位置があってどれだけのメッセージを込められるか、やり過ぎてもいけない やりなさ過ぎてもいけない
良い音楽を死ぬまでやっていければ良いかなと思います
いままでサックスを何度止めようかと思ったことか 飽きると言うことはなくて プロだという意識は有って 吹かないといけないと言うところがどこかに有って、貪欲と言うか、貧乏性と言うか なんか動いていないといけないように思っていて やってないと 負けちゃうと言うか
一つの事に飽きたら違う事をやる 自分が好きなことをやると人に迷惑を掛けると言う事があって 勝手なことをやればいいかと言うとそうではない
人に迷惑をかけないで好きなことをやる
好きなことを見つけて好きなことに出合って それを一生やってゆくという
最後はそこに尽きますね
やってることからエネルギーを貰う