山部泰嗣(太鼓奏者) ・〔にっぽんの音〕
日本太鼓ジュニアコンクール 25回目になります。 今年は審査員をやりました。 全国から高校生以下の太鼓のチームが参加して、その演奏技術を競います。 大会は1999年から始まり、今回で25回目、各地区の予選を勝ち抜いた国内37の都道府県から43チーム、海外からは台湾の1チームが参加します。 君が代から始まり、プラカードを持って選手宣誓あり、去年はコロナで無観客で行いました。 今回は石川県で行われました。 太鼓はトラックで運ばれてきて何十台も集まって壮観です。 上は18歳までで下は決まりがないです。 今回は5歳が最年少でした。 課題曲と自由曲を演奏します。 課題曲では楽譜が配られますが、どう解釈して演奏するかは自由です。 今回の課題曲はテーマが「旅立ち」作曲は日本太鼓財団会長長谷川義さん。
全国で約4万チームあり、子供たちのチームは2000~3000チームあります。
課題曲 「旅立ち」 1分
*大分県代表 三代目源流の演奏 3位になった。
*新潟県代表 新潟万代太鼓 鼓助の演奏
自由曲は4分 5分以内に演奏を終わらせる。
自由曲
*福岡県代表 糸島二丈絆太鼓. 総務大臣賞 準優勝 曲「ガラシャ」 小学校1年生から高校3年生までの子ども達
特別演奏 ブラジル代表 2019年のブラジルでの大会で優勝
台湾チームは2021年動画参加以来の参加。
*台湾 葫蘆墩(フルトン)Smile太鼓團 特別賞受賞
*ブラジル クリチーバ若葉太鼓 特別出演 「餅つき」
海外勢の楽しさが伝わってくるのがあり、レベルも上がってきた。
*宮崎県代表 橘太鼓「響座」ジュニア 内閣総理大臣賞 優勝 「アッセンブル」
テンポが速く、正確に、一音ずつの粒立ちがいいです。 13人編成。
熊本のチームで〆太鼓を打っていた子が明らかに上手いが、その子は自分が上手いですよという事をあまり出さなかった。 周りを引っ張りながら、上の子について行きながら、下の子にはこっちだよと、音でそれをやってゆく。 それは僕だよという事を見せないというのは素晴らしい技術だと思いました。 ただ音が揃っているからチームワークがいいというのではなく、隣のことを見るのではなく、感じながら打っているなという事は音に出るから。 チームの空気感が見える。