渡辺博栄(気象予報士) ・いつも心はいい天気
NHKの放送に気象情報として24年にわたって携わってきました。
モーニングワイド、週刊こどもニュースなどにも出演されました。
最近は天気が変わってきています。
「おはよう日本」の番組
朝は3時半ぐらいに起きて4時半に気象庁の有る大手町によって、局に5時ごろについて、7時前の気象情報、天気予報を担当していました。
大雨、台風が来た時には終夜を通して気象情報を流しています。
天気予報は昔はそれほど当たらなかった。
測候所」と3回唱えて時間が経った食べ物でも食べても当たらないと言われていたが、戦争中になると、このおまじないは厳禁になりました。
たまにあたる、からだそうです。
今は85点当たる様になりました。
合計で一日1時間以上、気象情報を流しています。
北海道も統計を取って初めて、3個台風がきました。
九州、西日本を通過して、弱くなって東北の方にきていましたが、急に発達して日本に来るようになりました。
海の温度も上がって来て、水蒸気が大量に流れ込んでくるようになってきました。
降る雨も今までに経験したことのない様な量の雨が降る様になりました。
天気に関しては臆病な方がいいと思います、早めに準備した方がいいと思います。
準備はどうかというと、街も川も昔の気候に合わせて過ぎてきました。
大洪水になったり崖が崩れたりするようになってきました。
自分の住んでいる地域も一回見直してほしいと思います。(臆病なぐらい)
平成11年から4年間、週刊こどもニュースのお天気おじさんで出演しました。
持ち時間が2分、番組終了後3分前で渡されて、1分前に池上さんに返すと云う約束で、生放送です。
当初は天気の知識など、週末の天気をつたえようとしていましたが時間が毎回足りなくなって、見た眼で今日はこんな話をするんだなと、今日は雪だるまだから雪の話かなという事で被りものをする様になりました。
私は秋田出身で、秋田空港で仕事をして、その後仙台でTVの仕事をしながら、25年前に東京に転勤になりました。
秋田美人、庄内、新潟美人とか日本海側に多い。
太平洋側と違うのは湿度です。(冬は特に太平洋側はカラカラです)
肌を考えると日本海側の方がダメージが少なく、気候にも関係しているのではないかと思っています。
青森、岩手、宮城県、コメどころであるのですが、太平洋側は冷害の風、やませ(東の風)が吹きますがその風が奥羽山脈を越えて秋田県にくる、1週間もつづくと稲が実ると民謡にあります。
山を越えることによってカラカラの乾いた風で、晴れますし気温も上がり、1週間もつづくと稲は実るし豊作になります。
同じ風でも性質が変わってきます。
日本海側 「だし風」 船をだす風 が吹きます。
秋田は気候的に見ると太平洋側にくらべると恵まれていると思います。
台風の被害もそんなにはありません。
男鹿半島にサンゴが発見されている。
藪椿が群生している。(北限)
天然のトラフグも取れる(北限)
商業的にはお茶は日本海側では新潟県の村上市(村上茶)、太平洋側では茨城県の大子町(奥久慈茶)が北限とされているが、茶畑とすれば石巻、気仙沼当たりには自家製として栽培している。
日本海側では茶畑としては能代(檜山茶)が一番北だと思います。
雪に耐える様なお茶の葉なので厚さが厚いようです。
対馬暖流の影響だと思います。
水害、地震等 準備、予行演習をしていると被害が最低限にとどめることができると思います。
私の生まれた処は、昔は行事とか畑仕事など村の人たちが協力してやっていましたが、今では人口も減って、活気が無くなってきましたが、僕は大好きでお世話にもなりました。
来年は帰って来ようと思っています。
故郷を思う心、恩返しをしたいと思っています。
荒れる天気もありますが、天気と上手に付き合いながら、雨が降っても風が吹いてもいい天気だなあと思う様なそんな心でいけたらいいのではないかと思います。
自然に感謝しながら、ちょっと自然に憶病になりながら、心穏やかに天気と接しながら、皆さんと共に生きていきたいと思っています。