2018年1月27日土曜日

佐藤弘道(タレント・元体操のお兄さん)  ・我が“健康”の学び舎は青森!

佐藤弘道(タレント・元体操のお兄さん)  ・我が“健康”の学び舎は青森!
1968年(昭和43年)東京都生まれ、49歳、日本体育大学卒業後、スポーツクラブのインストラクターを経て、1993年(平成5年)から12年間にわったってNHK「お母さんと一緒」の第10代体操のお兄さんを勤められました。
その後2015年(平成27年)に弘前大学大学院医学研究科博士課程を修了し、博士号を取得、親子体操の研究をして日本で初めての親子体操博士となられました。

もう今年50歳になります、息子も20歳になりました、
親子体操は全国の自治体、地域総合型スポーツクラブなどから声を掛けてもらって開催していたりします。
普段は幼稚園、保育園の体育の先生をさせてもらったり、幼稚園、保育園の先生を指導したりなどしています。
親の運動不足解消、子供の運動能力向上、親子のコミュニケーション。
4歳児とお母さんの追跡調査をしました。
お母さんの血液検査をして、3か月、6か月にどう効果があるかを研究しました。
お母さん方の体脂肪率が減ります、血圧が安定します、睡眠の質が上がります。
そうするときちんと寝ることによって翌朝リセットできるので精神面が凄く改善されるので、抑うつ度の点数が下がったり、育児ストレスの点数が下がったりします。
抱っこしたり肩車したり、遊びながらすることによって筋力が高まったり、柔軟性、敏捷性を高めたりします。
うちの子供は実験材料でした。
今でも子供とのコミュニケーションを持っています。

幼稚園では人見知りで意外とじっとしているのが好きなタイプで或る幼稚園を落ちてしまったが、別の幼稚園で友達が出来てそれでガラッと変わり活発になりました。
幼稚園では柔道をやり、その後警察柔道に通いました。
モントリオールのオリンピックの体操を見たときにカッコイイと思って、体操の方に行きました。
日本体育大学の姉妹校日体荏原高等学校に行って体操をやりました。
全部両手で体を支えなくてはいけなくてトレーニングが辛かったです。
釣り輪で頭から落ちて、その時は大丈夫でした。
9月9日にマットで半捻り前転2回宙返りの練習で頭から落ちて意識不明で首の骨がずれてしまって(頸椎亜脱臼)、12月にオペをして3月に退院できました。
もう1度体操をして頭から落ちたら命がないよと医師から言われました。
その後医者に黙って大会に出ていました。(6種目全部)
釣り輪では種目別で6位になりました。
日体大では教職を取って、私立の学校では教員が出来るようにしました。

スポーツクラブの立ち上げから出きると云う所の紹介をしてもらって、スポーツクラブの営業マン、運営管理指導などをしていました。
その後父が倒れたので父の後を継いで焼鳥屋の方に行きました。
妻になる彼女がNHKのラジオ体操のお姉さんをやっていて、NHKの中で体操のお兄さんを募集していると言ってきました。
履歴書が通ってオーディションを受けに行きました。
受けたら2次試験に来てほしいとのことで、その時は3人でした。
連絡が来て受かりましたと云うことでした。
その後12年間、1年間に230本収録がありました。
その間に全国をコンサートで周りました。
収録では都度45人の子供が入れ替わります。
子供は判らずに来るので、いろいろな子供がいて大変ですが。
子供の気持ちを出来るだけみるようにしています。
子供は先生と思って子供と色々会話をしました。

青森に親子体操をしに来た時に弘前大学の教授が来て居て見てくれました。
その教授からこれからも親子体操を続けていくなら、もう一回ちゃんと研究したらいいんじゃないかと言われました。
その教授は弘前大学中路 先生と話してくれると云う人で、その後弘前大学に行きました。
すでに入学手続きの書類がそろっていました。
2年間研究生をして、入学試験をして入ることになりました。
そして親子体操の追跡研究をしました。
青森は冬は寒い、でも空気がおいしいし、人当たりがいい、優しいです。(津軽弁では判らないが)
2015年のデータ 青森は平均寿命男性が78.67歳、女性が85.93歳 男性は9回連続、女性は4回連続一番最下位、長命は滋賀の男性が81.78歳、女性が長野の87.67歳。
青森県の味噌汁と一般の味比べをすると青森の方がしょっぱい。
滋賀は一日350gの野菜を摂ろうと云う活動を県をあげてしたようです、あと運動です。
喫煙率、酒、塩分の少ない食事に気を付けてもらえればいいと思います。

指先まで血液を回したいので、まず手と足をぶらぶらする。
関節をよく回す、息を吐きながら手を上にあげて行く、肩を上げ下げする。
肩甲骨をよく回す。(肩こりが無くなる)
胸をひらくようにする運動(呼吸が楽になる)
首を回す時には口を開けない、目を閉じない。(首が良く回る、めまい防止)
子供達に運動を勧めるためには両親が子供達と楽しく体を動かす事が一番だと思っている。
健康な時に健康っていいなあと気づくことが大事です。
親子体操の中で健康を含めた運動指導をした方が身に入って来るので、軸をブラさないようにやっていきたい。
短命県からの脱出も大事ですが、健康寿命の底上げをやってもらったらいいと思います。