奥田佳道(音楽評論家) ・奥田佳道の“クラシックの遺伝子”
古いよき時代のアメリカの調べ。
ラグタイムの音楽 作曲スコット・ジョプリン 没後100年
ラグタイム:ピアノ演奏で左手は正確なリズム、右手はシンコペーション、強弱を普通の感覚とあえて逆にしたりする。(ずれた音楽を楽しむ)
19世紀終わりから20世紀初頭にアメリカで大人気を博した。
ジャズの即興とラグタイムは違っていて、ラグタイムはきちんとしたピアノの楽譜がある。
ゆったりとした品のいいテンポ感、おしゃれなサロン音楽のように弾いて下さいというのが
スコット・ジョプリンが望んだラグタイムの音楽。
*1899年にスコット・ジョプリンが作曲した「メイプルリーフ・ラグ」
映画「スティング」1973年の映画デーテーマ音楽のように使われた。
*映画「スティング」からオーケストラ版 スコット・ジョプリンの『ジ・エンターテイナー』を30年代に編曲した曲
ヨーロッパのクラシックの作曲家もかなりの人がラグタイムに夢中になりました。
ケークウォークのリズム使って名曲を描いたのがフランスのクロード・ドビュッシー
ケークウォーク:黒人の間で発祥したダンスの一種。2拍子の軽快なリズムからなる。
*「ゴリウォーグのケークウォーク」 ドビュッシー作曲の編曲
ジョージ・ガーシュウィン 作曲
*「ス・ワンダフル」、「スワニー」
*1917年発表 「リアルトのさざ波」
レナード・バーンスタイン 作曲
*『キャンディード』のテーマソングのようなアリアから 「着飾ってきらびやかに」