2012年4月8日日曜日

川畑のぶこ(心理カウンセラー)      ・私を変えた捨てる心 断捨離の実践

 川畑のぶこ(心理カウンセラー)        私を変えた捨てる心 断捨離の実践  
身の回りの不要 不適切 不快なものを断ち 捨て 離すことです   
数年前に親しい友人が急に明るくなったことに気がついました
訳を聞いてみると断捨離をした結果ですというのがその答えでした   
川畑さんは患者の心のケア―を仕事としています
物を持つこだわりを捨てることはそんなに人を変える事ができるのかとその心理を研究、自分でも実践しました
2008年に初めて「断捨離」を聞きました 
2001年から石川県の山下秀子さんと言う方が提唱し始めているもので 割と新しい概念なんですね

ヨガの哲学に出てくる言葉  ヨガに断行、捨行、離行 があって心の執着心を捨てる哲学なんですけれども 山下さんがヨガのインストラクターであると言うこともあって精通していた  
この3つの行の頭の字を取って「断捨離」という言葉をつくった  
身の回りのかかわりに於いてやって行こうという発想だったんですね  
捨てるのが目的ではなく、真に必要なものを選びぬく 絞りぬくと言うのが断捨離の意図なんです
消去法で身の回りに不要なもの、不適切なもの、不快なもの、これらのものをどんどん手放してゆく 
そして必要で、適切で、快適なものに囲まれて ゆとりのある、すっきりした人生を送りましょうと言うのがコンセプトなんです
仕事仲間のセラピストが行ったと言うのがきっかけになった  
調子がよくなっていったように見えた  
片付けても直ぐに散らかる  執着心を捨てる事    
がん患者、心の悩みを抱えている人のカウンセラーをやっている 
断捨離自体が心理療法を伴っている  自分の身の回りを見てみると執着心の塊だった   
大晦日を選んで実施した
使えるものでも使わないものは手放す のがコンセプト  
勿体ないと言う思いがあり中々トントン拍子には行かなかった
45Lのごみ袋に20袋の我楽多が1日で出てきた  6~7割が使わないものだった さ
らに1週間で10袋 トータルで30袋  
断捨離をしてからは、そんな片づけられない私から脱却。。。片づけなくても、いつも片づいている空間になりました

とってもすっきりして自由な気分になった  
身の回りに物が一杯あることで自分達を責めてしまっている行動が多い 
かたずけられない私、片付けても直ぐ散らかる私
散らかっている部屋を見る事で自己否定につながってしまう これが良くないんですね  
自己肯定 自分を認めてやることがとっても大事 
住まいは自分が一番長く過ごす時間であるので 、使えるものを捨てるのは 難しい 
罪悪感がある 頭の切り替えが必要  勿体ないと言うけれど 取っておけばいいのかと言うと決してそうではなくて、物とは使ってこそ生かされるものですから 
使っていないものを管理する労力 空間 エネルギーが勿体ない  
.物とのかかわりを楽しみを持って対応した 
(なにを発見できるのか 好奇心を持ちながら始めた) 
最初 難易度の低いものから行った

シャワーキャップ 今まで使ってないのにホテルから持ちこんでいた 
台所 賞味期限を過ぎたもの 冷蔵庫の中の要らないもの腐った物 
ホテルは必要最低限のものしかないので住みやすい 特に物書きはそう思う   
不必要でも手放せないものに対しては 海外に行く時これを持ってゆくかと 自分に問いかけた 災害、火事に有った時に戻って取りに行くか  冷静な時に考えておくことが大事  
棺桶に入れてほしいか  (思い出と言うけれど)  
自分が死んだ後 残された人に胸を張って部屋の状態を見せられるか  
人に頼んで捨てるよりも健康な時に自分で捨てる
社会生活の中でのルール 人類を幸福にするならば活用する  
幸せに生きるならばしなやかに変化に対応する 
 
使えるものは取っておきなさい  これは物が乏しい時代の先人たちの教え  
飢餓の時代だった  日本は物があふれている時代 絞る必要がある
家事が苦手 と思っていたらそうではなく 整理された中であると掃除機も楽にかけられる 
洗濯も60足あって何時も片方が無い これが無くなり5足でやっていて 、豆になる  
ボールペンも使い切るまで使うようになった   人間関係も変化が有った  
今の自分にはふさわしくない関係ないのに過去からいた  
来ているから無理やり繋ぎとめていた様な関係も割と整理がされてきて、あんまり我慢をしなくなって人間関係も円滑に成った
健康面も良くなる ハウスダスト  肌、呼吸器   家でゆっくり過ごせるようになった

部屋がすっきりするだけで気持ちよくなる     手放したメリットの方が多い  
余命いくばくもないがん患者が生前整理を行った  
家族に迷惑に成らないように全部棄てようと 数カ月生きられる物だけにしようと整理して行った 結果 すっきりして 意識が変わって 自分で出来る健康法だったり、治療だったりされて調子がよくなって 結果的にがんを克復された  癌の消失が認められた  
その人は今日 この日に感謝して生きている  
今日死ぬんだったらと自分自身を満たしてあげる  この日の質を高める 今この瞬間を生きる
ナイチンゲール著 「看護覚書」・・・ 古い壁、汚れた敷き物 、掃除をしない家具 これらは地下に馬糞の山を築くのと同じくらい空気を不潔にする
敗血症を起こした患者の家 部屋を閉じたままの汚い部屋  
これを改善しなくてはいけないのに 医療に頼ったり、神に頼ったりしていると警鐘する
汚くなると病になる これも自然の法則であると言っている   
身の回りが汚いと肉体的にも精神的にも病んでくる
東日本大震災の時に本当に必要なものだけをと整理しておいたので、逃げるときにも容易であった 復興も楽にできた との話もある
命に限りがあると知った時に持っていけるものと言うのはそんなに多くはない 
  
思い出  死ぬ前に最も感謝するのは この世に生を授かったこと と言う方が殆ど、授けてくれた親との係わり、 自分をサポートしてくれた周りの方たちとの係わり この絆に感謝  後悔するのも もの、金は出てこない 
もっと他者や世間に気にせずに自分らしく生きればよかった   
もっと自分の気持ちを大事にすればよかった こういうものが多い  
示唆に富んだ言葉ではないかと思う  
なにが自分にとって大切なのかと言う事を見る 分類する目を持つ   
選び抜く力  身の周りの物から始める