フランス料理とドイツの料理を教室を開いている門倉さんは日本人の父とドイツ人の母との間に生まれました
2歳の時に 家庭の事情でドイツの祖父母のところで生活することになり 6歳の時、高校生の時にそれぞれ1年間ドイツで過ごします
幼い門倉さんを世話をし愛しながらも、厳しくしつけたのは祖父でした
その後 日本の大学を卒業して外資系会社に就職して結婚 アメリカ、イギリス、香港などでも
暮らしてきましたが、生活習慣、物の考え方の基本にはつねに幼いころからドイツの祖父から教え込まれた生き方があったと言われます
祖父の生きかたからくみ取ったドイツ流の生活術をお聞きします
祖父は現在90歳になった ドイツでは自分が友人、家族に対して招待状など書いて、呼んで祝う(日本とは逆)
2歳の時に1年間親元を離れて祖父が45歳の時に心臓発作でリハビり中に一緒に過ごした
優しいところもあるが、厳しかった
整理整頓と規律正しい事が基本だと常に言われていた
6歳の時にも1年凄く影響を受けた
規則正しい生活 洗面所の使う時間も順番が決まっていた スムーズに一日が過ごせる
祖父は探し物をしない 自分で管理する 繰り返しのリズムができれば寝る事も一定時間に寝られる
諺「人生の半分は整理整頓」 探し物をしていると何時もこういう風に言われた
ドイツは日曜日は営業禁止 パン屋、花屋以外はやっていない
キリスト教国なのでこの様にやっている
「寝ごこちは自分が整えたベッド次第」 責任は自分で持つ
「始めなければ終わりは来ない」
祖父は1923年生まれ ベルリンから北に50kmぐらいの処 終戦時イタリアにいたが歩いてドイツに帰ってきた
鉄鋼が盛んに成り鉄鋼所で仕事をした
年間6週間は休暇を取れる スペインにリゾートマンションを購入し余暇を楽しむ
母は航空会社に勤めていて、伝統的な日本を見たいと思って日本に旅行に来た
日本語が通じないし お金も無くなってしまった為に 自分が勤める英国航空に行けば
何とか助けてもらえると思い、その会社に行ったら父がそこに努めておりそこで知り合って、結婚した
私は大學を卒業して外資系の証券会社に就職をしてそこで主人と知り合って結婚した
引越しの多い生活だった(アメリカ、東京、関西とか)
父は鹿児島出身 神道 男尊女卑 母はプロテスタント 日本であるからこそ可能 先祖を大事にして感謝をして、どの宗教でも変わらないと思うので 本当に日本のいいところだと思う
家庭の共通語は英語にしようとなった
祖父母とはドイツ語 父はドイツ語ができない
ロンドンにいた時にフランス料理を習いに行った
日本に帰ってきてから友人が教えてほしいとの要望があり、徐々に教えるようになる
NHKのドイツ料理コーナーとかも担当するようになる ドイツ料理はこだわり過ぎてはいけない 質素である
余りファッションとかも余り注目しない プロテスタント的な考えがあるのでじみかもしれない
祖父は今は一人暮らし 祖母は14年前に亡くなった
みすぼらしい生活はしたくないとガールフレンドを見つけて付き合っている
一時間ぐらいのところに住んでいるので、そこに車で出かける
毎日毎日規則正しく車の運転をしている
日本では伴侶が亡くなると内に閉じこもってしまいがちだが いいことだと思う
彼女と喋っていると生き生きとしている
人間も自然の一部だという考えがある
自立する(流されない考え方) 質素 規律正しく 整理整頓 祖父は人生の先生