2011年12月16日金曜日

多屋淑子(日本女子大学教授)    ・ 宇宙船船内服の技術を福祉に活かす

多屋淑子(日本女子大学教授)        宇宙船船内服の技術を福祉に活かす    
土井さん(宇宙飛行士)が着たいろいろの服が並んでいる  
生活工学博士→人間の生活を良くするために必要な事をどう解決し得るかと、その成果を如何に物つくりに活かしてゆくかという学問    
具体的には高齢者の夜トイレに行くと云う行動があるかもしれない 
その時に健康維持管理の為に暖房便座の研究をしたこともある  
暖房便座の温度管理、省電力 1/10にする    
重傷心身障害者の方々の着る物に使ってゆこうとしている 
寝たきりは衣服に不都合があると どうしても生活の質を低下させる
 
着る衣服は重要だと考えている 衣服の快適性  着ごこちの良さ ということから生活を支援する という事をお手伝いさせてもらっている  
宇宙船内で着る服に着目した   
有る時に人から宇宙に関心が有ませんかとの電話が何回か有った 
私の研究に興味を持った方だった  
大学に来てくれて 研究を紹介しながら その方は宇宙の生活という事が頭に有ったので 普通の生活に考えてみたらどうかと云われる  
重傷心身障害者 と宇宙での生活はともに極限状態という共通項目がある 
(風呂はないし着替えは無し 厳しい環境)

宇宙飛行士の生活環境はあまり研究されてなかった 
宇宙の生活支援研究を提案した 宇宙飛行士とともに研究した  
宇宙航空研究開発機構 を中心にして企業 研究者 大学の先生 が寄り集まって研究した 
宇宙暮らしのユニットのリーダーを務める(宇宙の生活支援)  
日本の繊維のきめ細やかさ 開発力は日本は優れている  
繊維を製造する技術も高度で難しい事は日本が中心的な処は握っている  
風合い 手触り 微妙なところなんですが 色使い 日本人特有のものがあるとおもう  
無縫製ニット がかなり日本が世界に誇れる技術だとおもう  
日本の繊維技術を総合して作りたいと思った
 
8つ 半袖のシャツ 長袖のシャツ 運動服 半ズボン 長ズボン 下着 靴下 女性飛行士の為のカーディガン を作った  
宇宙で着るものは綿100% 安全性の問題かと思う 
火災に有った時の皮膚のやけどを考えると綿が採用されたのだとおもう  
綿を中心にポリエステルを考えた     土井さんは非常に快適であったと云われた  
生活を楽しむことが出来たとも言われた(生活を彩る)  
毎日2時間30分運動する 運動服の特徴 姿勢に対応したカッティング 重力がないと云う環境では座ったりした場合猫背になる (地上と姿勢が違う)
 
背中のカッティング カーブ その辺にも工夫をする  
運動すると非常に汗をかくので如何に汗を外に逃がすか 工夫する  
汗を如何に吸い取り 如何に乾かすか  
素材 網目 等にも工夫をする    触った感触は綿 少しポリエステルを入れた 
乾かすだけを見ると綿は良くない   速乾性を高めるためにポリエステルを入れた  
洗濯は出来ないので 繰り返し着る  汗はにおうので消臭 抗菌 作用のある運動服とした
下着 銀をところどころに入れている    抗菌作用 消臭作用 機能が優れている  
カーディガン 機能と美が必要  山崎さんが行ったときに使用   
東日本大震災の被災地にも送った 下着を送らせてもらった
 
本当に少量だったのでどの程度に役だったのか判らなかったが  
福祉の方に活かそうと研究している 
重度の心身傷害者の為に応用したいと思った  
障害者の学会で衣服を提案した (ファッションショー) 衣服の機能等説明   
無縫製技術 縫製縫い代が痛い    床ずれの元になることもありうる   
ポリエステル製ズボン 消臭 抗菌 安心する(臭いが発生しない)  
消費者の要望が需要を決める  
和歌山県 山林業 試着をしてもらっている(熱いところでの作業服)  
宇宙タオル 軽い 消臭