2012年1月9日月曜日

上 高子(事務局長)       ・アジアの日本語学習舎を支えて

 上 高子アジアの新しい風事務局長)   アジアの日本語学習舎を支えて  
認定NPO(特定非営利活動法人) 国税庁によって認定された  
この団体に寄付される約4割が税額控除されるという特典が有る
全部で4万ぐらいあるNPOのうち1割にも満たない限られたNPOです 
交流校 の日本語学習舎と新し風の会員等を1対1でメール交流して日本語学習をささえるというもの 交流校は現在3校ある 中国は清華大学  タイはタマサート大学 ベトナムはハノイの貿易大学 いずれも日本語教育のレベルは非常に高いと云われている  
日本語授業の参観等も行っている  
会員の数が200名程度なので各学校で90名から100名程度
最近留学生が増えてきている 
その支援をもしている 2007年からスタートしている

理念は多文化共生
日本語学習の教師になって気付いた事がある 
いろいろ歴史、文化等に付いて質問を受ける 
教師の立場としていろいろ勉強しなければいけない
日本てこういう国だったんだと合わせ鏡のように感じる訳です 
そうすると新しい発見をする 意識改革が有る こういう体験をしてもらいたいと思う 
日本を見直しきっかけになる 日本語の見直しにもなる 
会員の大半は退職者 しかるべき地位にいる人は対応が難しい場合が有る
(内容が難しかったり 自分の経験をひけらかすような内容になってしまう場合が有るため)

専門は英語 航空会社勤務  45歳で早期退職 日本語学校で3年教える 
中国で福沢諭吉の生誕100年の記念講演が有った
日本の研究者が話した テーマは「福沢諭吉の功罪」 脱亜入欧に付いて話す 
アジアを顧みなかった・・・これは私の事だと感じた
2003年からNPO立ち上げ メール交換の発想は 清華大学でレクチャーしていた時に突然家にメールが入った これは面白いと思った
震災後大槌町に日本人の貢献している姿 被災者の静然と対応する姿を留学生にみてもらいたかった  30名で1泊2日でいった

ステージしたり掃除 被災者の人から話を聞く  
日本人が規律正しく避難生活をしていると云う事を本当にこの目で見てきた  
小学校のトイレが綺麗なのに吃驚した  
復興が遅い 瓦礫の撤去 仮設住宅の設営遅いと批判が有った 
老人が一杯いるが如何して子供の処に行かないのか 戦後の日本の社会の変化というのは非常に個人の自由を尊ぶ それは大事なことですけれども、反面失っていると云うのは 家族の絆コミュニティーの絆を失なわれつつあるなと彼らのコメントから感じた訳ですけれども、自分の失意等大したものではないなと感じた      勇気と元気を貰った  
 
足尾銅山の植林 共同して留学生と植林をした
理事長が(林雄二郎先生)昨年亡くなる 林先生との出会いが無ければ 「アジアの新しい風」のたちあげは無かった
文化の多様性 一方的に自分の文化を押しつけるのは良くないとおっしゃっていた
日本人は日中戦争に付いて余り学んでいないようですねとの質問 →歴史教科書 受験勉強なのでそこまでいかないうちに終わってしまう 試験に出ない
何故試験問題に出さない 加害者は軽く見る  ギャップを感じる
(中国 韓国では歴史の中で詳しく習う) 互いに語り合う事が大事

「井戸と大海」本を出版 ハッピーミディアムを捨ててはいけない
(アメリカのスティ先のお婆さんから言われた言葉) 中庸  が大事
話し合う中で折りあい点を見出す
効率、能率を優先して日本人は来てしまった
クールジャパンを売りだそう (かっこいいと云う意味) 
官民財が一緒になって取り組みましょと云う運動が有る
良く知られているのがアニメ、漫画、ゲーム等  
私は日本人のライフスタイルやシステムそのもの 例えば学校給食の制度、宅配便の制度 交番 に憧れがあるんじゃないか

日本では当たり前だが  日本人の倫理観や精神的な強さ 真面目 規律を守る 
・・・日本人の気質というのも 今回の大震災で外国の方々がとても評価しているので
そういったものが日本人の売りではないかなと思います
「アジアの新しい風」もこういったところに目を付けて行かなければいけないと思います
そのためには我々一人一人がきちんとした生活をしなければいけないと思います
お互いが自分良さを発揮しあって又 向こうの良さを学びハッピーミディアムを目指したい