2026年3月22日日曜日

黒田尚嗣(日本遺産普及協会 監事)     ・「人生100年時代 ときめく旅しませんか」

黒田尚嗣(日本遺産普及協会 監事)     ・「人生100年時代 ときめく旅しませんか」

高齢者やシニア世代の皆さんに観光旅行とは、一味違う五感を研ぎすます旅の仕方、学びの旅の魅力などをお伝えします。黒田さんは、松尾芭蕉に憧れ、その旅に習い文化庁の認定する各地の日本遺産などで、様々なテーマ旅行を企画し、自らツアーガイドを務めています。

ペンネームは平成芭蕉。 私は松尾芭蕉が生まれた三重県伊賀市の隣町に生まれました。 母方の実家の裏手が、松尾家の菩提寺愛染院と直結していました。    俳句を詠んで有名になった方ですけれども、もともとは藤堂藩の若殿様に使えた、非常に人間味溢れる人であったと言う風な説明がありました。 主計良忠さんて言う方から俳句を教わったらしいのですが、その良忠さんから「人は阿呆に生きろ。」と教わったらしいです。  余裕を持って遊び心を持って生きるとおっしゃったらしいんです。

芭蕉さんの人生はまさしくその通りなんです。 ただ単に見聞すると言うよりは、知らない世界を見に行くと言うことです。  先人の足跡を研究すると言うところにも関心があるわけです。 先人がどのように感じたかと言うことを、自分自身で感じようとした人なんです。 そこに惹かれました。 人は感動すると言葉を失うわけです。 その瞬間を楽しむことです。旅行は目的地を目指して、ただ 帰って来るだけ、旅は過程を楽しみながら自分自身の感情をフル活用するんです。 旅の究極は五感を磨くことだと思っています。

「旅行+知恵が人生のときめき」 学問と言うものは3つある。 1つは文献とか本を読んで身に付ける「知識」。 先生、他の人から貴重な話を聞かせてもらう、これが「教養」。 行動を起こして体験して学ぶことが「知恵」。  ほとんどの人は知識と教養で終わってしまう。 「聞恵」 まずその土地に行ったら人の話を聞くこと。  聞いた話を知識と教養で噛み締める、それが「思恵」。  聞いて考えて、自分でもう一度行動を起こすそれが「修恵」といいます。 そのためにはあらかじめ知識と教養が必要です。

人は好奇心を持ち続けるべきだと思っています。 人にフォーカスすることが面白いです。 究極のテーマは人なんです。 昔は街道に名前がついていて、目的地の何々街道と言うふうにつけていました。 どんな人が歩いてどんな文化を運んだのか考えるわけです。 縄文文化に惹かれて、それをテーマにした企画を考えて、実際に提供しています。 山の中で育ったので、子供の頃は縄文人のような生活をしていました。 縄文人は、扇状地に住んでいて、水はちゃんと流れ風も流れます。  滞ると病気になり、人にとって大事です。 縄文人は土器を発明して、食のレパートリーが増えました。 

縄文人は朝起きたら何をするんだろうとか、そういったことを考えていると生きるコツはここだと考えたわけです。 人が楽しく生きるためには、限りなく縄文人の生活から学んだほうがいいんじゃないかと感じました。 それをお客さんに提案したくなりました。 最初僕は縄文の講義から始めます。(講座付き) 自分に近い歴史上の人物をまずは探します。 その人がどんなことをやったのかと言うことをテーマにすると1番良いと思います。 旅に人物を絡ませるといいと思います。   一人旅をすると、本来の自分はこんなものかなと気づくわけです。 究極は生まれ変わりの旅です。

アナログ旅は基本的には地図を徹底的に研究していただくのが原点だと思います。  昔の地図で興味ある地名を探して、その地名を結びつけていくわけです。    アナログ旅は自分で歩いて線とか面を作っていくものです。 歴史の道調査報告書というものがあります。 その街道にどんな歴史があるかとか、その当時の地図が載ってます。 アナログの旅は歩くことです。 消えている地名がどうなってるかと言うのを探すのが究極のアナログの旅です。 地元の人は、いまだに昔の地名を名乗っています。 

日本遺産は現時点で104あります。 テーマはいろいろありますが、基本は信仰なんです。 日本遺産には必ず神社仏閣が入ってます。 鎌倉から室町時代に、たくさんの神社仏閣が建てられました。 春の旅としては、花とお寺などの組み合わせが良いと思います。 健康は自然光を浴びて森林浴で新鮮な酸素を吸収して、夜はやはり温泉です。 高齢者の旅は無理な計画を立てないと言うことです。