2011年10月22日土曜日

中越武義(元梼原町長)      ・自然エネルギーの街 ゆすはら

中越武義(元梼原町長、高知健康省エネ住宅推進協議会会長)   自然エネルギーの街 ゆすはら 梼原(ゆすはら)町  
春から夏は炭を焼く ミツマタの生産をしていたんでミツマタをしっかり作って出す作業をしていた ミツマタのかわはぎもしていた
背中に背負って2km道の無い処を降した 
ランプ生活から昭和33年電気が通り電気がついたときはいまでも忘れない ラジオを聞きながら生活するということで電気の有り難さをつくづく感じた  
1962年 昭和37年 高校を卒業して町役場に就職する 
おい税金泥棒と言われたが地域の皆さんと一緒の視点で仕事をしていきたいと言う思いでした 現場に出ると言う事は皆さんとの対話もできるし いろいろな悩みとか考えを話す事も出来る 
現場に勝る教師はいないのではないかと思った  
それぞれの家庭に入れる道を開設しなくてはいけないと言う思いがあったが、実現することは財源的にも難しいのですこしでも開設するように努力した
標高200から1455mの標高差がある 
非常に急峻な地形の中でそれぞれの川の周囲に人家が点在している 
工事費がかかる 今年8月現在3850人 世帯数は1791世帯

1997年 54歳の時に町長に就任 
1999年平成11年11月11日11時11分に風力発電を開始する 2基設置 
光熱費が多い 光熱費を何とか賄いたい
「風早」調査 したが1年間で1/3も風が吹かない  
年平均7.2mの風が吹くところあり ここに設置することにした  高知県愛媛県の境界地
風況がどうか 設置をするための仮設道路があるかないかという事 送電線がうまく接続できるかどうか この3点が問題となる→満たすことが出来た
4億4000万円 経済産業省の補助金が2億2000万円 半分を町予算が必要 
税収は3億 600kw 2基 1200kw
全量四国電力に買って貰う 環境基金として積み立て 
→森の保護(91%が森林 71%が人工林 森の手入れが必要)、太陽光発電の基金  山の持っている多元的な機能を有効に使う 水源肝要 保水力を高める 水も育む  
2000年に森林作り基本条例を制定する 

森の多面的な機能を生かす基本的な条項を定めそれに基づいて更にしっかりと計画を立てて山の管理が出来れば、それに対して助成が出来ると言う項目を作って、その項目を生かして皆さん方に10万円の交付をするとした→山の機能を高める  
雇用の拡大にも繋がる 良い方向に回っている 
間伐材を使ってバイオマスの発電にも使っている  ペレットにすることによって発電用にする
火力発電 福島原子力発電の問題から注目され始める  
小水力発電もおこなう  地熱発電100mを27本ボーリング 集めた熱をヒートポンプで温めてそれを蒸気化をして、冷暖房と温水プールの燃料としてそれを使っている  
ゆすはら町で使用する電力の内どの程度が自然エネルギーで賄っているのか→28.5%  
早い機会の100%の自給率にしたい  

公募をかけて町内の皆さん方から15名が答えてくれ全ての方々に町の構想を定める委員に委嘱をして 町の大きな柱 環境 健康 教育 の計画を立てていただいた
計画を確実なものにするためにフランス、オ-ストリア、スイスの取り組みを見ていただいてその取り組みを基本構想の実現に向けて参加してもらった
予防医療を重視している 自分たちの健康は自分たちで守る 
推進委員の人達が軸となり拡げる
保険と医療と福祉は地域を守るためにはセットでないといけない 
5人の先生が掛り付け医者として負っていただいて何かあった時に相談してもらう
合計7人の先生がいる  僻地の割には医療が充実している
地域に有る木材等を生かして夏は涼しく 冬は暖かい 
風通しのよい住宅の建設を目指している (省エネ住宅)
設計者、大工等も地域の人達で賄う  
地域の雇用 経済の循環→しっかりとした生活が出来る様な住宅で全国のモデルにしたい 自然の環境とともに生きれるような方向性を出すことが将来に繋がる