2013年11月5日火曜日

キュッヒル・真知子(コンサートマスター夫人)・ウィーンの人と音色に魅せられて

キュッヒル・真知子(ウィーンフィル・コンサートマスター夫人)   ウィーンの人と音色に魅せられて
世界最高峰のオーケストラの一つ、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の日本公演が明日から各地で開かれます
オーケストラを取りまとめるのがコンサートマスターですが、そのコンサートマスターを支えているのが、日本人のキュッヒル・真知子さんです
キュッヒル・真知子さんは学生時代にウィーンで勉強したことがありましたが、縁があって1975年コンサートマスターをしていたライナー・キュッヒルさんと国際結婚をしました
以来、38年間、2人のお子さんを育てながら、日本とオーストリアの音楽交流の影の役割りも果たしてきました
還暦を迎えた今年、これまでの人生を振り返る本も出版しました

1年に2回ぐらい日本に来る  
一番気を使うのは主人の健康管理  良い演奏ができるので
ヴァイオリンもやるので指先も気を付けている
少女時代はおてんば娘だった   母が非常に音楽が好きで、母の勧めで音楽学校に行く
オルガンを始めて、その後ピアノに変更 
一番最初にウィーンに行ったのは1974年、ウィーン大学のドイツ語の夏期講習に行った
ウィーンの街の名所旧跡を回って、勉強は全然していませんでした
1975年日本で演奏会がありそこに行って、知人が招待したいと云われて、知人と食事をしていたら、キュッヒルさんが入ってきて、一緒に食事をすることになり、其れをきっかけに、ウィーンに出かけて付き合うようになり、結婚しましょうという事になり、ウイーンにそのまま留まる事になりその年の12月に簡単な結婚式をする  翌年両親を呼んで盛大な結婚式を行った

主人は自然そのままの人だった 
主人はすでに21歳からコンサートマスターだった
ウィーン国立音楽大学教授は30歳の時から更に忙しくなった
指揮者と全体を纏める事がいろいろ大変で、指揮者と噛み合わないと苦労する
音楽的な解釈が食い違うと大変
年末、年始  リハーサル クリスマス、大みそかコンサート、大みそかのオペラ ニューイヤーコンサート (休みは12月24日のみ)
午前(10時~1時)、午後(3時~6時) 夜(7時~10時) が毎日と成るので本当に忙しい
見ているだけで健康状態が判るようになってきているので、疲労の程度、栄養管理等気を使う

家にいるときは明治の男と言った感じで、男子厨房に入らず、お湯も沸かせられない
着るものも全部揃える
娘は35歳と30歳になる オペラ座の事務、写真家 とそれぞれ仕事をしている
今年還暦 「青い目の夫」 の題名の本を出版した
ファンの皆さんにいろいろうかがう事が多いので、纏めて皆さんに読んでもらえればいいと思って執筆した
かなり踏みこんだ事が書いてある  生活の内容 自分史 出版に関して主人が一番喜んでいる
私たちのスキャンダルも書いてある(主人以外の人との付き合い)
心の広い包容力のある人でこの人と結婚してよかったと思う
皆さまに良い演奏を聴いてもらうのも私の役目でもあるので、サポートしてゆきたい
主人は63歳 ウィーンフィルは2年後はコンサートマスターを降りることになるが、演奏する事が好きなので、90歳まではやりたいと云っている