2013年11月17日日曜日

栗山龍太(盲特別支援学校教諭)  ・盲導犬と共に立つ舞台

栗山龍太(横浜市立盲特別支援学校教諭)  盲導犬と共に立つ舞台
盲導犬に対する自身の思いを歌った、3年前に歌手デビューした栗山さん、37歳です
11歳の時に病気で視力を失った栗山さん 横浜市立盲特別支援学校の教師になった24歳の時に盲導犬と行動を共にするようになりました
その後音楽関係者の友人の勧めもあり、自分と盲導犬との絆をこの「僕の取り柄と盲導犬」と題した歌にして、34歳のときに歌手になりました
アーティスト名は「栗山龍太とダイアン」 盲導犬の名前も入っています
ライブの舞台でも必ず一緒です 教師をしながら盲導犬と共に歌手として活動する栗山さんに伺います

教師生活が今年で13年目 CDを発売したのが3年前
3歳からピアノをやっていて、曲は中学校の時から作り始めていて、小学校5年生で失明、ギターとかハーモニカを独学で勉強して、自分で曲を作ってマルチトラックレコーダーで作って、其れをいろんなところにオーディションで送っていましたが、21歳の時に友人が声をかけてくれた人がいて、友人はその後音楽の世界でTVに出たり、していた   私は教師になった
その後音楽会社を立ち上げた彼が私の結婚式に来てくれて、彼からCDを出してみないかと言われて、3年前に出さしてもらった
障害は持っているが、気持ち的には大変だなあとは思わないので、僕の特徴ってなんだろうと云う事に行き着く 毎日一緒にいる盲導犬とは二人で一つという様な感じ
歌にしたのが2頭目(ダイアン) 
盲導犬に巡り合って、自分にできないことができるようになった
盲導犬を通していろんな人と巡り合った  犬がいると云う事は周りにとって話しかけやすい

CDを出した歌の内容は1番から6番まであり、5年生で失明して、将来盲導犬を持ちたいなあという想いから始まって、実際協会に行って訓練、そして街に出掛けたり、犬の世話に関する事、犬の寿命は10年~15年程度なので別れがあるので、お別れの日があるならば、日々を大切に生きなければいけないと云う内容の事を歌った
盲導犬をにもいろいろ性質があり、2頭目は神経質なタイプ
CDの評判 全国から手紙が来たり、聞いて涙を流したと云うような話を得たりしている
学校では按摩、マッサージ、鍼、灸などの国家試験を受けるための指導をしている
医療全般についても教えている 解剖学、生理学、臨床医学、つぼに関する事、を含めて教えていたり、実技などを教えている
学校のバンド部の顧問もやっていたりするので、いろいろと評価してもらっている

ロック、ポップスとかいろんなジャンルを歌っている
生徒もいろいろいて音楽に興味を持っていない人もいる、年齢の幅も広い
失明して、気持ちがすさんで、鍼灸を覚えることによって、患者を癒すと云う使命感が出てきて、人から必要とされることを知って、、社会復帰してゆく姿を見ると、自分自身熱くなるものがある
目が見えない者にとって音楽は、私の三度の食事と睡眠に匹敵するようなサプリメントだと思っている
音楽はコミュニケーションのいいツールであり、心の支えであると思う
音楽は学校を卒業しても止めないでいてほしいと思っている
私の場合は音楽が本当に心の支えになっていた
授業には盲導犬は連れていかないので、寂しがったりはする
ライブにはダイアンを連れてゆく  大きい音でも平気のようだ(鼾をかいて寝ているときもある)

盲導犬がいるので、健康に過ごせていると思う
イギリス人の友人がいて、北鎌倉に住んでいて、バーベキューで知り合いになって結婚した
盲導犬とはその1年前に出会っている
ダイアンは子供の様なもの  子供は1歳と3歳がいるので、子供たちのいい遊び相手になっている
メジャーの人に歌っていただけるような歌を作っていければいいなあと思っている
人の心に残るようなメッセージ性のある曲を作りたいと思っている
デビュー後1年後に大震災があり、社会貢献活動をしている
私は目が見えなくなったと云う事で、親がいなくなって児童養護施設で育ったと云う事がありまして、児童養護施設にチャリティーという事で、津波で御両親がいなくなった人がいたりして、歌いに行って支援ができたことが、嬉しかったと思う
1年、2年目と慣れてきて、5年目で盲導犬ダイアンが段々自分に近くなった様な気がする