2026年2月19日木曜日

工藤公康(元プロ野球選手・野球評論家)   ・「勝利を導くメモ~常勝チームの育成の秘密~」

工藤公康(元プロ野球選手・野球評論家) ・「勝利を導くメモ~常勝チームの育成の秘密~」 

去年秋に「工藤メモ」と言う本を出しました。工藤さんは1982年に名古屋電気高校現在の愛工大名電高校からドラフト6位で西武ライオンズに入団しました。現役代は黄金時代の西武、その後ダイエー、巨人、横浜で活躍してプロ通算29年間で224勝を挙げました。選手としてリーグ優勝は14回。日本一は11回その輝かしい実績から優勝請負人とも言われました。2011年に現役引退後は2015年から7年間、福岡ソフトバンクホークスの監督を務め5回日本一に輝きました。その強さの秘密には常日頃から選手を細かく観察して練習や試合を見て気がついたことを常に持ち歩いている、スケッチブックやノート、メモ帳に書き記し、どのタイミングでどういうアドバイスの仕方の選び方をすることが最も効果的かを考え続けることができました。メモを習慣化してアドバイスすることが思考や行動を見て、次の準備につながっていくそう考え、ホークスを常勝チームに育てあげました。メモを効果的に活用した組織作りについて工藤さんに伺います。

タイトルも最優秀選手MVP 2回が最優秀防御率4回、最優秀勝率4回など様々なタイトルを獲得しました。2011年に現役引退後は2015年から7年間、ソフトバンクホークスの監督を務め、7年間で5回日本一に輝きました。評論家以外は会社から呼んでもらって、講演をしたり、農業をしたり、野球教室をしてます。  野球教室は30位からやってる活動です。子供たちへの農業体験もしてもらってます。  1番大事なのはやっていて思ったのは、グラウンド上で不安な表情とか不安にならないためにできるものはしっかり準備してゲームに臨むと言うところではないかなと思います。 僕自身の基本はしっかり準備すると言うことになりました。  

プロに行くつもりでいましたが、両親がお前などプロで通用するわけがないと言われて社会人に行かざるを得なかった。 その後父と根本さんが話をして変わりました。 入ったときには、こんなところに来るのではないと言うほどプロの壁は高かったです。  プロ3年目で広岡さんからアメリカへ行って来いと言われました。    そこで成績が出なかったクビになると言うような状況でした。  3人のクビになった人から話を聞くと、3人とも自分には能力がある。  だから、そのうち必ずメジャーに上がってアメリカンドリームを手に入れるんだと、俺にはその能力があると3人とも言いました。  そこからは周りを見ないで、これは自分のために必要なんだと練習して、3ヶ月後にはボールの速さも速くなりました。  僕が変われるきっかけになりました。  結婚して食事にも気をつけるようになりました。     

プロ29年間で4チームでプレイしました。  複数の球団でプレイしたことがうまく活躍できた要因だと思います。  成績を残すためには、自分には何ができるんだ何が足りないんだというのを考えながら、1年1年を過ごせたと言うのが大きいんだと思います。  他の球団に行って、初めて強いとは何かとか弱いとはどういうことなのかということが少しずつわかってくるようになりました。  ダイエーは練習しないチームなんだと思いました。  人は失敗をしないと学ばないので、失敗をさせてそこから学んで繰り返して行かないと、城島と言うキャッチャーは自分でサインを出せるようになっていかないとチームは強くはならない。

2015年から福岡ソフトバンクの監督に就任しますが、これは王貞治会長からの要請でした。 コーチの経験はなく、いきなり監督になりました。 足りないなぁと思ったのはユーティリティプレイヤーでしたので育てていこうと思いました。   就任した年に優勝することができました。  僕が監督になった時は2014年が日本一だったので、ほとんどメンバーが変わらない状態でした。  ちゃんとコンディショニングを作っていけばある程度のところまではいけるのではないかと思いました。  

2016年は優勝を奪われたので、監督としてのあり方を見つめ直すことにしました。  思っていることがうまく伝わらなかったり、思ってもいないようなこともその場の雰囲気で言ってしまったりして、少しずつ間違いが始まって、選手たちの信頼をなくしていったと言うのが2016年でした。  メモにエラーした状況とか、サインを出してうまくいったかいかなかったとか、試合の状況をいろいろ書いておきました。  年々詳細になっていき映像と比較してコーチと相談して今後どうしようか考えて実施してきました。  自分から選手のところに行くようになりました。  選手と話をするのはコーチを優先させるようにしました。  感情論で言っても解決はしません。  エラーをしたならば、その翌日色々と伝わりやすい言葉、相手が理解しやすい言葉に変換して伝えます。  選手が実際どんな行動をしてどういう思いを持ってやってるかっていうのをちゃんと知ると、多分僕らがどう動いていいかも、必然的に見えるんではないかと思います。

山梨県内の畑で野菜作りもやってます。始めたきっかけは息子です。野菜を育てる事は人を育てることと一緒だと思います。  手間ひまかけるほど良い野菜ができる。  愛情が1番大事です。 買ってきたものとそこでできたものとで料理して食べるのでは味が全然違います。