2014年8月25日月曜日

金田一秀穂(言語学者)    ・萩本欽一の人間塾

金田一秀穂(言語学者)    萩本欽一の人間塾(5)
日本語を学ぶ生徒の感想。 日本語が楽しい。 日本語は易しい。
日本語を勉強したいという人が、来れば日本語を勉強しようと皆さん思っているので、それに教えるのは簡単です。
皆さん口を開けて待っているので、日本語を上げれば皆食べるんです。
金田一 京助(祖父)、金田一 春彦(父) その二人が辞書を作った。
優しい言葉の方が説明が難しい。
右→南を向いたときの西の方向。(北を向いた時に東の方向という記述もある)
この辞書を開いた時に偶数ページが右、奇数ページが左 との表記もあるが
右が判らない人が偶数、奇数がわかるのか、との指摘もある。

「なんでそうなるの」 なぜそうなるのでしょうかでは跳びあがれない。
言葉は言葉、身体は身体は別々になっているが、欽ちゃんの場合は一緒になっている。
大きい声を出すと身体がついていく。
今は、言葉だけが動いちゃっている、大切になっているが、身体がついて行っていない感じがする。

最近驚いた事
コンサートに行ったが、コンサートの切符を手に入れたと言ったら笑われた。
切符と言わないでチケットと言うそうです。 切符 10%
飛行機の切符 チケット    切符 50%
新幹線の切符 チケット    切符 ほとんど
言葉は変わってくる。
電気釜と言ってやはり笑われた。  炊飯器
歯磨き粉 今は粉ではないが、若い人も歯磨き粉と言っている。
下駄箱、筆箱  下駄や筆が入っているわけではないが、そう呼ぶ。

娘が和菓子職人。
自分の道を見つけてとっても良かったなあと思います。
「ドアをバタンと閉めて出て行った。」  どうしてなのかと言ったら、娘はそんなの判るわけない、風でそうなったのかもしれないし、建てつけが悪かったのかもしれないし、色々考えられるからと言われた。
全く娘の言う通りだと思った。 国語は向いていないと思った。

試験の時にカンニングしていないことを、判ってもらうために、一度何にも書かないで答案用紙を出したら、先生がカンニングやらないと褒めてくれると思ってだしたら、職員室に呼ばれて、(褒めてもらえるのかなと思った)、駄目じゃないかもっと勉強しなければ、と言われてショック受けた。(萩本)
中学の時に何故か担任が国語の先生だった。(金田一)
兄は中間試験で平均点を取った(彼としてはそこそこ良かった)、後で先生から金田一君あなたは試験の時に身体の具合が悪かったのと言われて、兄は国語が大嫌いになった。
一言で大好きになったり、大嫌いになったりする。
国語ってどこまで人の気持ちが読めるかと言った事だと思います。

小さいころから喧嘩が弱かったから、ガキ大将の眼を見ながら、対応していて喧嘩はしなかった。
(萩本)
弟子は育てていると言うより、育てていない。(萩本)
小堺なんて、最初声が震えて声が出なかった。
お前最高だなあ、俺と一緒だ、と言ってやった。
将棋の米長 邦雄さん 弟子を怒ることはあるのですかと聞いたが、俺腹が立ったから3日後に来いといって、3日後は余計な事は言わないで一言で済むと言っていました。(萩本)
お前いつも100点でやる、たまには70点でいいんだよと、関根には言ってあげた。(萩本)
「間(あいだ)」の定義が難しい。  どう説明するか。