「盗むより盗まれた方がよい」・・・小学校1年生の時に物差しを盗まれたときの父の言葉
父は江戸友蝉の職人
「一返事、二立ち、三歩以上は駆け足で」
「一日延びれば、百日延びる、百日延びれば、一生出来ない」
だらしないと駄目 考古学は整理学
「金と灰皿は溜まるほど汚い」、「金は天下の回りもの」・・・父の金に対する考え方
父は自分に気にいった仕事は安くてもやる、気に入らないと納品しない(金をもらえないが)
小学生の時にカメラがほしくて、何とか高いカメラを買ってもらう→高い物は滅多に買ってほしいとは云っちゃいけないと思った
大事にカメラを使い、後の考古学を進めるに大変役に立つことが出来た
考古学はスケッチ、写真、文字の三点セット
父は落語が大好きで月/一回は演芸場通っていた
帰りの食事が楽しみだった(貧乏の割には使いたいときには金を使った)
「ツタンカーメン王の秘密」を読み考古学に興味を持つ
小学校4年でエジプトに行きたいと思った
「勝負は時の運」・・・発掘で何も出なかったときの慰めになった
「天網恢恢疎にして漏らさず」・・・天の張る網は広くて、一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らす事はない 、悪事を行えば必ず捉えられて被るという事
人は必ず知らないところで見ているもの
良い事しても、悪い事しても見ている 悪い事してはいけない
どんなに曲がっている道でもまっすぐに見える
まっすぐな道に見える様で曲がっている時がある
一歩引いて自分の歩んだ道を確認する必要がある
晩節を汚すことがある
一個でも外すと何個でも外してしまう
所沢に家を建て、父にはいってもらったが、ある日日向ぼっこをしながら、スッと亡くなった
・・・理想的な亡くなり方