2011年4月28日木曜日

吉村作治 (考古学者)     ・ 父からもらった言葉の力

吉村作治考古学者)  父からもらった言葉の力
「盗むより盗まれた方がよい」・・・小学校1年生の時に物差しを盗まれたときの父の言葉
父は江戸友蝉の職人 
「一返事、二立ち、三歩以上は駆け足で」
「一日延びれば、百日延びる、百日延びれば、一生出来ない」
だらしないと駄目 考古学は整理学
「金と灰皿は溜まるほど汚い」、「金は天下の回りもの」・・・父の金に対する考え方 
父は自分に気にいった仕事は安くてもやる、気に入らないと納品しない(金をもらえないが)
小学生の時にカメラがほしくて、何とか高いカメラを買ってもらう→高い物は滅多に買ってほしいとは云っちゃいけないと思った
大事にカメラを使い、後の考古学を進めるに大変役に立つことが出来た
考古学はスケッチ、写真、文字の三点セット
父は落語が大好きで月/一回は演芸場通っていた 
帰りの食事が楽しみだった(貧乏の割には使いたいときには金を使った)
ツタンカーメン王の秘密」を読み考古学に興味を持つ 
小学校4年でエジプトに行きたいと思った  

「勝負は時の運」・・・発掘で何も出なかったときの慰めになった
「天網恢恢疎にして漏らさず」・・・天の張る網は広くて、一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らす事はない悪事を行えば必ず捉えられて被るという事  
人は必ず知らないところで見ているもの 
良い事しても、悪い事しても見ている 悪い事してはいけない  
どんなに曲がっている道でもまっすぐに見える 
まっすぐな道に見える様で曲がっている時がある
一歩引いて自分の歩んだ道を確認する必要がある  
晩節を汚すことがある  
一個でも外すと何個でも外してしまう
所沢に家を建て、父にはいってもらったが、ある日日向ぼっこをしながら、スッと亡くなった
・・・理想的な亡くなり方