2013年7月8日月曜日

宗次徳二(NPO法人理事長)    ・カレーハウスから立ち上げた音楽の夢 2

宗次 徳二(NPO法人イエローエンジェル理事長64歳)   カレーハウスから立ち上げた音楽の夢 2
食堂業から身を引いて、自分は何をしたらい良いのか、何をしようかと言う時に、自分のためじゃない、地域のため、ひとのために時間、お金を使いたいと思って、社会活動を考えた時に、頑張っているけど日の目を見ない方も多いし、生活をギリギリのところで困窮している人たちにも目を向けてあげたいと、すぐに決めた
「イエローエンジェル」はカレーからとよく言われるが、「いろいろな援助」をもじって付けた
2003年にNPO法人を立ち上げて、2007年に宗次ホールを建設した
成り行きでそうなった 引退して、NPOを立ち上げたが、半年後に、自宅にお客さんを招いて、サロンコンサートを3年、25回やったが、自宅は岐阜だったので名古屋の中心に移したいと思った

土地を購入することができたが、75坪だったところに古い貸店舗なども交渉して、一角を購入することができて、250坪になった
本格的な音楽ホールができるのではないかと思って、三枝 成彰先生に設計者を紹介してもらう事になった
会社の経営が忙しくて、音楽を聴くという時間はほとんどなかったが
宗次ホールの開催は目標 500回(今年は400回)
私は毎朝90分 地域の掃除をさせてもらっている 雨の日も、体調が悪くてもやっている
これが体にいい影響を与えているのではないかと思っている

コンサートも掃除も趣味と思っている
1000円でランチ名曲コンサート(60分) 2000円でスイーツタイムコンサート (90~100分 2部制)
夜は3500円、4000円 一流の人、海外からも著名な演奏者が来る
8割とか満席にはなっていないのでホール運営は厳しい
音楽をもっと勉強したいという人に奨学金を援助したりもしている
楽器を送る運動などもしている  個人、学校とかに送っている
楽器の不足があるかどうかの、アンケートを愛知県下で行ったところ、50校から不足の解答があっり、悲惨な状況だった
ヴァイオリン ストラディバリウスの名器などを若手の人に無償で貸し出す 
掛け捨ての保険代は頂くが  弦楽器奏者は楽器で困っている

国際コンクールでファイナルに残る人達になると、名器の品評会みたいになるみたい
ヴァイオリン、ビオラ等必要に迫られて購入した 
グァルネリ・デル・ジェスはあるが、グァルネリは無い
私は楽器の良さが解らないので、信頼のおける先生にお願いしている
名器と言われるものは、大ホールで威力を発揮するのは私でも解る
ここから巣立っている ヨーロッパの国際コンクールで上位入賞者が出てきている
若い人たちの登竜門になればいいと思っている、ここ宗次ホール優勝すると、優勝者には2年間 ストラディバリウスを貸し出す
使いこなすまでには、それなりの弾き込みが必要で、時間がかかる

弦楽四重奏 ファンの方がおおい 興行的には厳しいが 
7月の宗次ホール公演 7月13日スメタナ三重奏団  16日弦楽四重奏(室内楽の先生クラス)
アクィリーニ・トリオ アコーデオンの名手が入ったトリオ アンジェロさんがアコーディオン担当
音楽が身近に感じる 小ホールの魅力
27日は辻本玲 若手の男性のチェロ  チェロはイエローエンジェルから提供している
中沢宗幸さん 東日本大震災の時に、開催の是非の話があったが、直後にコンクールをやる
感動してくれて、やってよかったと思う
シュロモ・ミンツ ヴァイオリニスト 委員長担当  
音楽は世界共通 クラシックは特に良いと思う

クラシックの裾野を広めたい ホールは貸しホールになっているが、9割以上が主催コンサート
朝3時50分には起きて、机に向かって1,2時間 掃除を1,2時間やっている
通りをきれいにしたいし、花を道端に植えている(黄色い花)
社会に対する恩返しができる立場に出来るようになったし、助けてくださいという声が聞こえてくる状況にあり、知らんぷりはできないので、ついつい段々そういう事に意義を感じる様になる
NPO活動をしているところで、給料を払えないところもあり、援助したり、学校、大学の留学生の受け入れ、弁護士、税理士目指す苦学生 周りを見たら、いっぱいいる
夢を持っている人への援助 私の気持ちも嬉しい 物欲で満たすものとは全然違う

目標 500回公演をすること 地方都市が特色を持ってやろうと思ったら、私の場合は音楽と街に花がいっぱい目にするような街作りです
住民がちょっと関心を持てば出来るようになる
一言で言うと「やさしさ」ですね  
このホールができただけで言われました、「ありがたい、街が変わりました」と