2012年2月20日月曜日

増田明美(スポーツジャーナリスト)     ・山あり谷ありそして見えてきたもの 2

増田明美(スポーツジャーナリスト)   山あり谷ありそして見えてきたもの 2  
大震災後 真っ先に被災地に行く 
仮設住宅でももんもんと、考えているよりも、動いている方が気持ちが前向きになる
一緒に歩いたり体操したりしてそういう風に感じた 
そうしているうちに前向きな話をしていると心も健康になる
一生懸命前向きな言葉を吐くようにしている  気持ちの面では後ろ向き だと思うんですよ   
瓦礫が撤去されるとこうなんだろうな そうするとこうあるとか、人が喜ぶ事 私がやったことで相手が笑顔になってくれる、喜んでくれる それが凄いたのしい、嬉しい  
ラオスに2年前に行く NGOの人と一緒に行って 大きな声で挨拶しても 笑顔を見せても 少女たちは反応しなかった(警戒しているせいか)
「あの丘まで一緒に走ろうか」と言って、一緒に走ったら 全員が笑顔なんですよ
それまではスポーツで走ると云う事はしてなかったんだそうです 
走るのは移動としての行動だった
邪心の無いあの笑顔を観た瞬間 改めて走るスポーツはこの様なものなんだなと思った

今はマラソンブーム  ゲストランナーで10km走る 
其の時にゼッケンに「増田明美」と書かれており 標的になる 
追い抜いてゆく時に 「私は○○歳です」「私は75歳です」と行って追い抜いてゆく  
いつからでもマラソンは始められる  
始めるには大事なことが5つあります  
①体形チェックします 走りやすい体形作りをする(食事等注意して) 
②ウオーキングをする(体脂肪が落ちてゆく) 自分の好きな時間でこなす 
  足作り(足が強くなってくる)  
③早く走らない (1kmを10分ぐらいで構わない) 
④コース作り(景色が変わらないと飽きてしまう  飽きない 楽しくなるような種類を作る) 
⑤大会に出る(いろいろな大会が有り 温泉付きとか 地域様々な特色の大会が有る
 付随する大会) 

地元(いすみ市)でのマラソン大会に参加 地域地域の表情が見える(観光とスポーツが融合)  昨年は全国から4800人来てくれる 臨時電車を出してくれたりしてくれる  
応援する方も楽しみにしてくれている  
今はマラソンが文化になってきている 身障者の方の大会も開催するようになった   
自由に5kmを走る 自分のゴールに向かって走る (八丈島 皇居で開催) 
女子は歴史が浅い 男子は世界の層が厚い  
女子もアフリカもやりだした 今後は女子も大変になる
ロンドンオリンピック 今年ある  
マラソン選手は我が強い(そうでないとずっと苦しい中は走れない) 素直(自分を見つめている)
増田さんは選手に温かい解説→練習風景を観ている 
それを観ていると褒めても褒めても褒め足りない 
練習をやり過ぎてしまいスタートラインにたてない人もいる 練習量も多い、質も高い  
私の時代 走る事以外は言わなかった いろんな事をしゃべってほしかった  
話すバランスが大事 (解説)
取材したノートを放送用に主人が作りに来てくれる  
解説のほかに 講義をしている スポーツ文化論  昔の夢が叶えられた 
10代の感性は違う 大人が思っている以上に物事を考えている
1対1で話すとしっかりして考え方を持っている事が判る 
日本の事 どういう母親像がいいのか  教育の事等
大阪で教えているが 笑いのセンスが必要     「希望」 という言葉が好き 

どんな落ち込んでいる時でも、迷い 迷いの雲が晴れないような時でも 言葉に希望が有れば 心にも希望が有れば 自分の中の力を引き出せる
周りに元気のない人が居たら その人に希望のある言葉 ポジティブな言葉を掛けてあげるとその人だって少しずつ元気を頂ける
希望を持とうよという事を自分にも、人にも言い続けていきたいですね
マラソンという良いスポーツをやっていて良かったなあと思うのは 走ると云う行為そのものが前を向いて一歩一歩自分のペースで進むじゃないですか、非常に前向きですよね 
難しくないので 歩きながら 走りながら 喋ったりして 一歩一歩進む  
焦らず 自分のペース 一歩一歩前に進む