2012年9月10日月曜日

山本高樹(ジオラマ作家)      ・梅ちゃん先生と昭和の街並み模型

山本高樹ジオラマ作家)         梅ちゃん先生と昭和の街並み模型  
昭和の街並み模型が大変好評をいただいている  
街並み模型に込められた温もりが番組の魅力を高めている
模型の小道具をつくり続けている  
最近はコンピューターグラフィックの進歩の陰に仕事が少なくなってきたのが現実です
処が、梅ちゃん先生のタイトルバックの起用で山本さんの技術が再認識されました  
ジオラマに込めた人間ドラマとは何か  お聞きします

蒲田が舞台 架空の街をつくってほしいとの依頼が有った  
四季それぞれの描写が有って、生活感を描写する  
朝が来ないことはないという演出をしている
6パターン有る(月~土)  日本のどこにでもあるような下町風景  
昔の写真を参考にしてイメージをつくった       昭和39年生まれ
昭和30年代の状況はみた事も無い   
人形も 割烹着を着たお母さん、酔っ払い こむそう 紙芝居をしている人  街頭TV  
高校卒業後専門学校に行く 映像技術学ぶ   
原始地球のセット 凍ったニューヨークの街のセット

1984年から仕事を始めたがその頃はコンピューターグラフィックは無かった  
いつの間にかコンピューターが導入されてきた
90年代後半は物をつくって撮影するというのは無くなった   
つくった物をお客さんに直接見て貰うのが好きです
お客さんに想像する余地を残しておきたい   
展示の仕事が好きになった   
日本の古い街並みが好きで写真を撮って回った
ただ形にしただけでは駄目 雰囲気をどう表現するか   仕事が映像界から減ってきた  
日本の古い風景をつくりたかったので模型で再現する事に挑む
2001年からそれを始める  景気が悪くなって来てから 懐古的な雰囲気が出てきた  
落ちついた物を表現したいと思っていた

バブルの時に派手な夢を見過ぎた 
日本人て  お金さえあればどんどん街のビルは高くなるし、世界の有名な絵画も手に入るし、身分不相応な夢を持った
今日本人は等身大になってきているのではないだろうか  
なるべく多くの人に共感して貰うものを作るのかが永遠のテーマですね
子供に好きなことをしなさいといって、褒めてあげる    
好きなことを持っていると人生の糧になると思います
永井荷風が好きで(ストリップ劇場に入り浸っている) 
投げ込み寺(行き倒れの芸者さんが葬られた 浅草の北 箕輪)に荷風は言葉を残している