2013年1月11日金曜日

米山文明(耳鼻咽喉科医87歳)   ・呼吸と発声を極めた我が医師人生


米山文明(耳鼻咽喉科医87歳)      呼吸と発声を極めた我が医師人生
今も、声を大切にする歌手、落語家、俳優などが治療とアドバイスを求めてやってきています  
アメリカのマイケルジャクソン、ドイツのソプラノ歌手エリーザベト・シュヴァルツコップ等欧米の一流歌手も多数治療を受けていました  
声だけでなく、聴きやすい声 歌だけでなくて聴きやすい声  、良い声は人の心を捉え、人と人とのコミュニケーションをスムーズにする  
そのためには正しい訓練が必要で、欧米のボイストレーナー制度を取り入れる  
必要があるという事です   1925年静岡県生まれ。
1950~1965年東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室で、音声言語医学を専攻

日本語そのものの構造の問題も有る  母音が5つ あとは子音に必ず母音が付く  
ぜんぶ母音がつく言語他の国では無い 母音は声帯を使わないと、
出てこない言語です  (どこの国でも)  母音と言われる各国の言語ですべて声帯の振動をともなって声帯で作る音が入っていないと母音とは云えない  
処が日本語は母音の5つ以外に全部子音に母音を伴っている、と言うことは全部声帯を使っている   声帯にとっては凄く負担がかかる
声帯を使う量は日本語は非常に過酷になっている  
がむしゃらに声帯を使うとガラガラ声に成る

外国では殆ど発声 声作りの専門の人がいる  日本には無い  教育システムが無い   
喉を痛めない様な声とかの教育は無い
選挙 ケネディー大統領 の専門の発声の事を面倒を見る先生がボストンの大学の先生がいた  生徒の発声の教育を熱心にする先生だった
政治家が演説している光景には吃驚したでしょう  
一番吃驚したのは教員、と政治家の声が気になったとの事
授業で一日5,6時間話すので、声が壊れる  子供達も教わらないで過してしまう 
 先生も声を使う職業の人もどういう声を使えば喉を壊さなくて、大事に保てるかと自覚すべきだと思う   
職業病と認定したらとの話も有ったが、そうすると予算が全然足りなくなるとの事
 
使い方そのものを解決しないといけない  
教育学部に入学している生徒たちに授業をやる時のこえの使い方を教える必要が有る
教育は50年単位でやらないと本格的に定着しない  
イタリアのローマで 生まれた子供からやろうという教育をやり始めた人がる
教育は早い方がいいと思う  声帯は太さ、長さが変わって来る(声変わり)  
年齢の応じた教育をしなくてはいけない(知能、体力に合わした教育)
声は体全体を使います  
呼吸、足の裏から頭のてっぺんまで使わないと呼吸のコントロール、発声のコントロールが出来ない特に下半身、足を使わないといけない  通る声は声の大きさではない  響きです 
 
響き方 共鳴の仕方  呼吸の取り方を旨くとらないと遠くの人には届かない  
一番基本的なことから子供に教えなくてはいけない   茶摘唄 身体を動かしながら歌う、吐く息で声を作るが、効率よく呼吸をコントロールするが 、横隔膜を調節する神経が手を調節する神経と同じ処から出ている 連動している    
ミュージカル 良く飛んだり跳ねたりしながら声を出せる 
舞台で動きながら 走りながら声を出せと言われて昔ながらの声楽の人には出来ないと言われたが、実際には動いて出来る   
いろんな意見が有っても実際にやらないと駄目  明治以降の教育は形式的  
声に関しての関心は持っていない

具体的にこうやろう という方式が無いと実現できない  
頭で解って自分で表現しないと駄目  病気の場合は今の医療でもやってくれるが(ポリープ炎症)ある高さの音が出ないという時には、それだけ声が出ればいじゃないかと耳鼻科等では言われてしまう  
一般の人ではそれでもいいかも しれないが、その音域の声が出ないといけないような人にとっては問題  それを解って貰えないといけない  
ボイストレーナー 資格の認定試験が日本ではない 外国ではある  
国家試験が有る国も有る (アメリカ等)

歌の教え、治療が必要な場合が有る場合は 医者に回したり、する場合もある  
発声の先生、歌の先生(オペラの先生)最低二人いる  (欧米では)
タイガーウッズ イチロー  天才的なプレーヤーでもコーチが付くがいつもやっていることの僅かな違いに当人は解らない場合があるが脇で見ていてそれを、指摘するのがコーチの役割 シュヴァルツコップ 20世紀を代表するソプラノ歌手  段々年を取ってきて身体も変わる、そういう人でも自分では解らない  
年齢的でも変わるかも知れないし、一日一日でも変わるかもしれない  
身体の変化に対応して発声するものをすこしずつ修正するんだと、其れが出来ないと年齢に応じた発声はできない

歌えるけれども今までのように歌えないと言う時に相談に来る   声帯 太さと長さ   
女性でも一流の歌手 は太くて長い人がいる
呼吸が無いと声が出ない 吐く息で二次的に声に使っている  
コミュニケーションするのは30% あとは言葉が無くてもいい  声でも良い声のほうがいい
声が悪くてもいい言葉がだせる  理想は両方良ければいい 
しかし実際に個人思っている楽器は決まってしまっているので替えることはできない
言葉は音源が有ればいろいろ作れる   
その人が持っている持ち声 を如何に旨く応用できるかが勉強であって 自分に有った種類を沢山出せるか、声と言う物は 声帯の変動ではない 哺乳動物は膜が有って振動する膜を持っている 
鳥には声帯が無い 鳥は軟骨の筒を持っているだけ(笛の音)  
言葉は作れない、だから声というのは声帯を使って声帯に空気を当てて振動させて、それで音を作る         声は振動する音ではない
バイオリンの弦が振動して音が出るが それで音源に成ってるのとは人間の声は全然違う
声帯の振動は空気を断続するだけ 閉まったときにく気が止まる空いた時に空気が出る  
空いた時に出る 空気が断続気流を作る 
それの渦巻きの空気の波動の音を聞いて声に成る  声帯の振動音ではない  
あくまで空気の波動です
医者に成る前から音の事に興味を持った  
患者は殆ど喉に関するプロの方が多い(歌手、落語家、俳優等)