2013年1月20日日曜日

山田昭男(未来工業社長82歳)  ・社員全員の総幸福をめざす



山田昭男(未来工業社長82歳)    社員全員の総幸福をめざす
2005年にブータン政府が行った国勢調査で国民の45%が回答したと言われてますが 実はブータン国民に勝るとも劣らないほど幸せや生き甲斐をもって 働いている会社が岐阜県に有ります  
住宅 オフィス 工場などで使われているコンセント、電気ソケット、配線器具などの電設資材等を製造、販売    している会社です   
従業員の満足度を高めることが、企業業績の向上につながるとの方針の元、給料や、福利厚生面で他社とは一味違う  
さまざまな工夫を凝らして社員の生き甲斐作りに繋げているのです  
2011年出版「日本一社員が幸せな会社の変な決まり」 韓国企業から
ら関心を持って読まれている   
従業員満足度が高い企業とは他とどこがどのように違うのか 伺いました

1965年創業以来 1年も赤字が出ていない  48年ぐらい  
商売というのは金もうけなんだから 金を儲けるにはどうするか
儲からない会社の反対をやればいい 報告、連絡、相談  どこが儲かってるのか やっている ホウレンソウ(報告、連絡、相談)を止める 差別化
社員の方々の福利構成が凄い 定年が70歳 65歳の平社員で700万円 60歳過ぎても給料は下げない 
サラリーマンは給料が高い、休みが多いほどいい 餌をやれば頑張ってくれるのだからと思う

休みは140日 社員は喜ぶだろうと休暇を利用してアルバイトでお金を貰える  
社員は喜ぶし、意識が高まるし、そうすれば頑張ろうと言う気が起きる よそで働いてもいい  
有給休暇 権利だからとりますよと  取っては良いですかと言ってはいけない  
感動につながる    ノルマもない 貰ったら貰うだけの働きはするだろうと思う    
育児休暇3年  5年に一回海外旅行  800人の中で650人は行く  
これは大失敗 2年目 150万円/月  月が1億円になったら海外旅行に連れて行ってやると言ったら 6年目に達成してしまった
台湾が最初  中国、パリ、ハワイ、オーストラリア、ラスベガス等 5年に一回行っている  
東南アジアへ行くのに10か所 飛行機に乗ってその後はどこに行くか判らない(ミステリー旅行  旅行会社が真似をする)

小さな倹約 大きな浪費  日中電気を点けない  乗用車が無い ライトバン トラック ワゴン 一杯あるが商売に使う 社長も個人の車
ノブを回すと減るから回さない 押したり引いたり」するだけ  コピーする紙は裏側だけ  
小さな倹約もちりも積もれば溜まる
コピー機も一台で大丈夫  やってみたら殆どコピー機が遊んでいる 
 
壁のスイッチ の箱  ビル関係 天井裏 床の下 パイプに入れて電線を通すが そのパイプを作っている ビニールパイプでパイプを作る
大企業の寡占化 鼠色 戦後は色は関係ない 綺麗な色で良いだろうと色を変えた  
シェアートップに成りました
先手必勝 先にやれば勝てますよ  差別化が会社のテーマですから    
箱 大きさ 厚みが決まっている 穴をあける 木ネジを入れるため
2か所のねじ穴があいている(今までのすべての会社)  内は4か所に穴をあける 
これがヒットした   柱に無いところにも取り付けられる
日ごろからアイデアを生み出す力  営業がまず要望を受け入れる  会議を行う  
開発部が有り ここで工夫する  そして出発する

考えることを土台にする  改善、提案制度をする  いいものはお金を貰える 
これはどこでもやっている 1件出したら500円
作業環境でも良い(自分の仕事の環境がよくなればいい)  現金で払う  
給料は全部振り込み かみさんが握ってしまう これは現金なので喜ぶ
年間14000件が出る  最多勝で20万円  最高で30万円 年間貰える  金3万円 銀2万円 銅1万円  5万円貰った物が有る
電話のベルが鳴るのが女性のみとする  男は電話にはでない  女性が電話当番制にして 
1時間ごとにする 電話機にランプがつく

3名程度が交代ででる(全女性で15名)  一覧表を作って展開する
組織の管理では問題が有るのでは? 常にマイナスを考えると駄目 週休2日制の導入に関しては役員から全員反対された(お客が休んでないときに休んでしまうとお客から逃げられてしまうからという事で)  やってみないと解らないのでやってマイナスならば辞めればいい  
報告を聞いていないとかは無い  下からのお伺い話無し  必ず説得して納得させるこれは上の人の役割 納得すると自分でやる気になる 命令ではいやいややる   
よそよりいい物を安く売る  これは絶対間違っている
 
いい物を安く売ったら儲かるわけがない(過当競争 儲かるわけない)
経常利益率 10%  お客は喜べばいい 「三方よし」 大事なことはお客さんを感動させればいい 品物で感動する 値段では感動しない
安かろう悪かろうでは無く 高かろう良かろう  同じものならば安い方がいいかもしれないが
従業員の満足度 はじめからそう 従業員を満足させたならば、お客さんが満足してくれる
年末年始20日間休む 赤字経営で悩んでる会社へのアドバイス 馬鹿な金は使わない 
何故か郵便で書類が届くとぜんぶファイルに入っている
メール便 折って持ってこない なかの紙は絶対に真っ直ぐぴんぴんとしている
(皺皺に成らない) 今のファイルはぜんぶファイルに入っている

ファイルを貯めて売りに行きます   書類が来ると必ず1枚の紙が来る 紙一枚無駄になる 
その紙を使ってコピーの裏利用にする
見えない赤字が多すぎる 無駄が多すぎる そういう無駄を辞めれば十分プラスが出る 
社員を感動させる だらだら働くよりもバーっと働いた方が
効率が良いと思う  短い時間に集約させてそこにエネルギーを傾注した方が商売に成ると思う