2014年7月11日金曜日

東山香子(金属加工会社・社長) ・町工場 女性の技術で輝きます(2)

東山香子(金属加工会社・社長)  町工場 女性の技術で輝きます。(2)
女性を募集、子連れOK、出勤時間も融通できる事を雇用の条件にした。
実際にはハローワークに出した時、女の人が応募してきたが、そのうちの3人は機械をみて、こんな難しいのは無理と、3人は辞退した。
残った一人は、機械を扱ったことがない人で有ったが、働いてもらった。
ミシンが使えれば、扱えると思う。
機械も進化して、簡単に使える様になってきているので、本人にやる気さえあれば、できると思う。
全員が全部の仕事ができるように、営業、経理、事務、見積もり、加工など全部やる様にした。
休みに対応できるようにしたかったが、効率を考えると、人間の感とか熟練してゆくところがあるので、特化した方がいいかなと言う迷いが出来て、全部できると言うことは、逆に責任感の欠如などもあり、今は試験的に2年ぐらいは、特化している。
将来的にはどっちに行ったらいいか、難しい。   長い目で人を育てることも必要。

介護の問題も出てくるので、その時にどうするかという問題があり、家で出来る仕事につながる様なことができればいいと思っているが、見積もりは電話と図面があればできるので、見積もりなどはできるのではないかと、考えている。
子育て世代なので、情報を共有する事がメリットとしてあると思う。
規模を大きくしていかないと、なかなか思っている様な事はまだできない。
男性は補完、昼と夜に対応してもらっている。
8年なので、経験はまだ浅いので、確認作業はおこたらない、慎重ですね。
小さい穴の依頼が増えたので、女性向きかなと思います。
女の人が日本の社会で、本人が働きたいと思えば、女性も日本は高等教育を受けている人は高いので、ドンドン出てきて働くべきだと思います。
国のバックアップも出来てきているので、環境は良くなってきていると思います。

仕事をすることで得る学びは、大きいと思うので、子育て、家庭での家事に生かされたらいいと思う。 両方を行き来して、男性と違う感じで生きていて、それは斬新だと思う。
女性が働きやすい環境、メディアで取り上げられて来ているが、まだまだ珍しいので、流れ的にはそうなってきていることは感じます。
理想は高く掲げているが、現実は厳しいものがある。
短納期、皆が定時で帰って私だけで夜対応してきて、女性の働く環境をよくするために、私が夜働いてあれっと思ったり、男性を雇えばよかったとか、思ったりした事もある。
長く続く会社にするためには、自分だけ無理しても駄目だと思っているが、なかなか難しいところもある。
男性も受け入れてゆく方向も、検討する必要があるのではないかと思う。
介護の問題も絶対出てくると思うので、柔軟性のある会社にしたいと思います。

その時その時の環境に依って働ける時間が左右される事はある。(幼稚園、小学生の環境など)
介護で辞めた人もいる。(創業時の人) 介護が終わったら戻ってきてと、早く言えるようにしたい。
事業の拡大に対しても相談するが、拡大しない方がいいと言う人と、拡大すべきだと言う人がいて
判断が難しい。(両方とも一理あると、思っている)
NPOみたいなものを作りたいと思っているが、資金繰りが大変なので、今の会社を育て上げ、社会貢献できるようにしたいと思っているが、まだまだ遠い先にあると思う。
8年間で、いろんなものが見えてきた。
今の自分で出来る確実な道は何かなと言う風に、今は物を考えている。
世の中が加速してきているような気がする。