長年の疲労で結核になる 3年
じっとして居られなくて、ラジオでNHKの人を知っていて、その人に会ったら吃驚して、元気であることを判った(亡くなったと思ったとの事)
菊田一夫に出会うことになる
ダイマル、ラケットは速いテンポでやっていた人達 台本通りにゆっくりやっていたのでは駄目だと思って速度を出してやるようになった
舞台けいこの時に会う 33年12月の公演に出して貰う事になる (芸術座に)
花のれん がめつい奴 がしんたれ(菊田の自伝的なもの) 林芙美子がちょっと出る
菊田少年と林芙美子との悲しい思い エピソードを持っており、2場しか出てないのに其れが広がった 劇の中の初めての出会い(林芙美子との) 昭和35年
放浪記への気持ちを掻き立てる
36年10月 放浪記主演 41歳で初めての主役になる 11月、12月と満員だった
どんちょうが降りて、拍手が無くて (音楽は流れていたが)
そのうち万雷の拍手を得る事が出来て、涙が出てきた
毎回考えながら、どの様に演じるか 考えてその都度演じる
菊田先生は私になんにもおっしゃらない 怒鳴られるよりは良いと思っていたが、
10年経ってから再演した 喜んでくれた
「10年間、無駄飯食っていなかったな」 凄い褒め方だと思いました
林芙美子がうたた寝をする中で幕が閉まる(不思議な終わり方)
48年に菊田一夫が亡くなる 三木のり平が脚色、潤色する 微妙な切り方
5時間余りが3時間余りにする
三木のり平は何でも知っている事には吃驚させられる
稽古の時は競馬新聞を読んでいる
皮肉っぽくて、温かくて 大てれのひと
いろんな人間関係を作りながら、2000回やってきた
何とか50周年の放浪記までは何とかやっていたい
若い人に 怖くないからどんどんやりなさい と言いたい