2019年5月15日水曜日

船橋康貴(養蜂家・一般社団法人 代表理事)・ミツバチから地球環境を考える(2)

船橋康貴(養蜂家・一般社団法人 代表理事)・ミツバチから地球環境を考える(2)
オペラ座での出会いは蜂蜜と言う意味でも自信にもなるし励みにもなりました。
私がしたかった蜜蜂を先生にした子供たちへの教育を300年前からあったという事、理由、すなわち自然に畏敬の念を持つ、それが備わったならばいろんな問題は起きないと言う事をフランス国家が認め、いろんな公園に蜜蜂教室を開き役所が課外授業科と言うものを作って、クラスに順番に割り当てをして、ミツバチを真ん中に置いた命の教育をされていたことに勇気づけられました。
蜂育、これを日本にしたいと思いました。
昆虫などが減ってきています。
 
蜜蜂から始まって花に行って、種が落ちて芽が出て、森になって水がたまって、空気が出来て食べ物が出来て、水、食べ物、空気はお陰さまと言うハ百万の神をおもい、自然体として、自分のその一部として理解していて、それに感謝をすると言う習慣があるので、ハ百万の神に手を合わせたりして、日本人の最も日本人らしいところであると思います。
旅をして先住民にも、環境関係の方々、市民とも沢山あいました。
話をしてはっと思ったのは「虫の声を声と聞こえる民族は日本人だけだ。」と言う話です。
外国ではノイズとして聞こえる。
蜜蜂は私に対して安心です、幸せです、有難うと言う時は巣箱ごと重低音がします、ドウーンと言う音(羽音)です。
調子が悪かったり、ご機嫌が悪かったり文句がある時には「ザーッ」と言います。
私の蜜蜂教室では最初に音を聞いてもらう、一定のバイブレーション、感覚に落ち着きます。
そうして、落ち着いたところでどんなに蜜蜂にかじりついても刺すことはありません。
大好きな友達と晩ご飯を食べて楽しいねと言っている心の安らぎよりも、ふとした時に自分のかたわらを蜜蜂がブーンと通り過ぎた揺らぎの方が心身の安らかな安定する効果が高いという論文(フランスなど)が出ています。

アメリカのネイティブのコギ族が大事にしている蜜蜂の精霊の置物がありますが、活動をキャッチしてくださって届けてくれました。
ハワイのカメハメハ大王の7代目の方ともニュージランドの長老とも話をしました。
蜜蜂を或る意味神の化身として考えていて、減っていることが一番地球にとって危険だと言う事を感じられています。
「蜜蜂からの贈り物」ページ数が16ページ位の漫画で、最初のページに、ドイツの物理学者アインシュタインも、蜜蜂がいなくなると「四年以内に人類は滅亡する」と発言しています。
この漫画はカレーライスで蜜蜂が大切なことを説明している漫画です。
具は蜜蜂が受粉してできるものだし、チキン、ビーフ、ポークカレーも蜜蜂が成らした穀物を食べて生きているので蜜蜂の恩恵、スパイス、水、ご飯も同様、と言うことになる。

蜜蜂目線で生きること、蜜蜂の気持ちになって限られた地球上で生きて行く。
安心安全エコマークというマークを作りました。
6つの約束が含まれている、活動していると言う宣言。
①空気を美しく
②水を美しく
③土を美しく
④食べ物を美しく
⑤人を美しく
⑥地球を美しく
自己宣言です。
10月6日に大妻女子大でキックオフミーティングを行いますが、全てのジャンルの人が集まってミーティングをすることになっています。
素敵なマークができあがっています。
オリンピックが来るので、日本人を見てもらう祭典ととらえようと言うのを皆さんに声を掛けています

一人一人の市民こそが世界をパラダイスに変えられる主役、脇役ではないと言う事を子供
お父さん、お母さんにももう一度思い出してほしいと言っています。
ディズニーのプーさんは蜂蜜が大好きなので、私が言うよりもプーさんが言った方が早いと思って、ディズニーの本社にアポなしで行ったら、6回アタックを掛けたらパトカーを呼ばれて撃たれそうになりました。
社長宛に手紙を書きましたが、返事が来なかったが、その後会議を開いたりして対応してくれて、感動しました、ごめんなさい、知りませんでした、大切なことを教えてくれて有難うということで、キャラクターを動かすことは尋常ではないので色んな提案をしてくれました。
プーさんへの手紙を書こうと言うことになり、そのうちプーさんから手紙が来るようになりました。
受け取った子供たちは大喜びしています。
アクションを続けていると言うことも大事だと思います。
蜜蜂の話で伝えて行きたい。
本物の蜂蜜は熱処理をしていなくて取ったまんまを瓶詰めしているので、物凄いパワーを持っているし、人を癒す力を物凄く持っています。

金子みすゞの詩 『蜂と神さま』
「蜂はお花のなかに、
 お花はお庭のなかに、
 
 お庭は土塀(どべい)のなかに、
 土塀は町のなかに、
 
 町は日本のなかに、
 日本は世界のなかに、
 世界は神さまのなかに。
 
 さうして、さうして、神さまは、
 小ちやな蜂のなかに。」

この詩には本当に感動しました。