2012年12月15日土曜日

青柳良明(57歳)        ・人を繋げば街は輝く

青柳良明(57歳)       人を繋げば街は輝く  
京都の街作り、人作りを進めていらっしゃる青柳さんのお話です   
京都の街の人が持つさまざまな分野の高い文化の知識と経験を繋ぎ合わせて、街作りに活かそうとパワフルに活動している青柳さんに伺いました  
国民文化祭 400万人が参加者で大盛況  過去最高の人出 
平成23年 1年間を京都文化年として位置付けて1年間通して京都で催し物を沢山して、多くの方に見ていただこうと言うプランを作りまして実行して頂きました  
準備の段階から係わった  準備課長のポストが出来て、先ず知名度が無いと言う事で いろんな事業の組み立てをしてゆきました

文化に直接担当したのは初めて 
高校卒業後 京都府庁に入る(立命館大学には夜間で勉強した  法学部)
2年間法学部で勉強したが、面白くなくて歴史を選択、その後、地理に変わった  
8年間勉強した
その地域がどんなところだったんだろうと調べる 一の坪 条里制の名残り  
地名はないがしろに出来ない、地域の歴史が地名に刻まれていると感じた
いろいろなイベントに係わる 
平安遷都1200年 京都府コンベンション室長  自身の意向ではなかった
前例が大嫌いだった (性分)  新しい事新しい仕組みを作る  一つでも何か工夫した  
児童手当の認定に関して、所得の変化をグラフにしてみようと思ってグラフにした  
こうやって所得が増えて行って児童手当はこうなるのかとか 工夫を重ねた
仕事に工夫をしてきた 地域のイベント、街おこしへの参加  
少林寺拳法を高校からやっていたので道場の先生になった 
これに関してネットワークが出来た
京都の街は凄いと思った(平安遷都1200年を担当して)  これが国民文化祭に繋がっていった 
人のネットワークの繋がりが出来た 
長岡天満宮のコンサート、 勝報寺のイベントなどにも一緒に手伝った
寺脇研(ゆとり教育) とのつながりが出来て、平成2年から始まって勉強会をつくろうかと言う事になった、
京都文化塾プロダクションだった
若い人達と年配者ががやがやと集まってやって勉強会を進めた  
企業家も若い人達のアイデア 考え方を吸収出来て良かった
まなびピアをやったときにこれまでにやったことが無い事が出来そうだと 京都なら市民同士 市民と企業 学生と地域とのコラボレーションが出来るのではないかと思った
出会いの場が無いと言われた (若い人と年配者)  
吞み会を年間 数回やった 数十人が集まる 
そこで発言がいろいろありプランが出来上がってきたりした

国際漫画ミュージアム  京都は漫画にゆかりの有る漫画家が多くいる 
鳥獣戯画 漫画神社みたいなのが有ればいいねと言う話があり 牧野先生、地域の援助等により 国際漫画ミュージアムが出来るきかけになった   
自分が持っているものを認めてほしいと言う事があると思う 
自分の話を聞いてほしいと置き換えてもいいかもしれないが、若い人がそういう機会に恵まれていない
吞み会には行かないし、企業に入っても、上下関係の中での付き合いもない  
若い人はアイデアの宝庫なのに勿体ないと思うんですよ
引きだしてあげるのが大人の役目だと思いますし、若い人達のお陰が成功の秘訣だと思います
京都への恩返し、人が好き この両方があって 京都がすたれて行かないように人の力を借りて京都をこれからも発信し続けられるようにしたいと思います
閉塞感が日本全体に有るが  膝を交えて小さい単位で良いので座を作っていくと言う事が凄い大事だと思う  
顔見知り出れば多少無理がきく
ネットの中では実現しない ちっちゃな単位で良いので日本全国で座が出来て行けばいいと思うその座がネットワークでつながってければいいのではないかと思う  
先ずは直接顔を合わせて 若い人は現実の場に入ってゆく勇気を持ってほしい   
修羅場を体験させなければいけないと思った

まず体験をして自分達のやっている学問と現実が結びつくのが判る と言う事がありましたので、学生には大いに町中に入って貰って 自分達の考えていることが、甘かったと、駄目だしをくらって、さあどうしようかと本気になって考える所から大学の学問、授業と言うもんが生きて来ると思うようになった(大学で非常勤講師として)  
京都市内には手垢が付いた観光地が多い(サクラ綺麗 、もみじ綺麗ばっかり)  
自分達が掘り起したらいいと 知らない処に放り込んで地域の人とがちんこ勝負させて、学生が観光はこういう事を提案したいんだと、地域の人にプレゼンテーションさせて 地域の人がそんなことで地域の事が観光が成り立つかと言う事を、修羅場を何度も経験させて何度も落ち込んで本気に考えなければいけないと何度も経験させて、知らなかった現実に直面して、初めて本気になって取り組んでくれた
 
観光で人が行くと言うところではなかった処があり学生にチャレンジさせた  
地域の人は学生が来たぐらいで地域おこし、活性化は出来るわけないだろう、という事で厳しい意見が出た  
学生はめげずに頑張ってくれて、本気の度合いを理解してくれて、そこから自分達のやろうとしている事と地域の声を組み合わせて、プランを作り始めた 
井手町と和束(わづか)町 「大人の修学旅行」  炭焼き体験 山菜による料理作り    
ツアーを組み立てて商品化して販売するところまで学生にやって貰った
奥深い京都を知ってよかったと言われた  
御茶の本場で 御茶の入れ方 飲み方を体験して良かった
   
茶歌舞伎=御茶を飲んで産地、銘柄を当てる
室町時代から行われていたもの   宇治の玉露  九州の玉露  あり ゲームをやって体験して貰う  種をまく事が出来た  地域の人が受け継ぐ
一回こっきりの名刺のやりとりで終わってしまう人がいたりするが、メールで元気ですかと 送信すると返事が返ってきて それがもとで 100人 8000人となった
メールマガジンを発行して対応する  現在はフェースブックで近況をやりとりしている
一度だけの名刺交換で死んでしまって会わないことがあると思うので 繋がりをもつことが大事に思う

「お陰さまで」  仕事の御縁を頂いたのも 誰かのお陰で出来たと思うので、お陰さまでと言う事考えて行けば、きっと自分自身が我儘する事は出来ないし、勝手なことが出来ない  
それを皆が考えて行けばきっと平和になるのではないかと思う  
少林寺拳法の高僧から教えて貰った 中は人の幸せを考える人間に成れよと、喧嘩に強くなる人間をつくるわけではない、お互いが技を掛けあって、掛けられれば、相手は痛いだろうと、ならば相手と仲良くすることを考えなくてはいけない 
そのためには人の幸せを考えなくてはいけない  
常に感謝の気持ちを持っている  
「たまたまでいい」  望まない たまたま事情があって仕事が舞い込んできた
  
奇跡に近い割合で人に巡り合ったりするのではないか
出合ったことが嬉しい それを大事にして拒否しないで自分で出来ることをする
平成14年文化庁長官 河合隼雄先生 日本は文化で元気にしたいなあと言われた  
関西文化圏を立ち上げた
面白いとおもろいは違う  おもろい→ 面白いプラスかっこいい  
すたれないように興味を持って貰う  
京都がより輝けるには?→ほりかわ大学をつくろうと  文化塾プロダクション発展的にやらして貰う自分はこういう事が出来るんだよと言う人 自分は学びたいと言う人、を集めて、そういう人が出合う場にしたい  
生涯学習の新しい過程が出来る様なそういう仕組みを作りたい  それが「ほりかわ大学」