秋吉久美子
昭和48年 「16歳の戦争」で本格的にデビュー その後映画で活躍されて多くの受賞をしています
昔の写真は満面の笑顔で有った 先入観を持ってみられていたように思う
「八重の桜」 福島が舞台 会津藩の悲劇 会津藩が時代の中でどのように変貌して行ったか
其の時に生きた人々がどのように日本という国と係わってきたのか、今回の福島の状況を含め、どのように先を見越していいか判らないような状況の中で、皆で福島に目を向けていきつつ、日本人てどういう国民だったのかと、明治以降日本人という者が、その時々に時勢によて、日本人観が有るが、それをもう一回しっかりと見ることによって私達の足元を見様じゃないかという部分が有ると思う
八重、 新島譲の奥さんになった人 前向きに花を咲かせてゆく
今回等身大 身近に感じる生き方 山川家の(家老家)奥さん 艶 12人の子供がいる
長野県からてこいれとして会津藩に入る 長男山川浩が軍隊に入る
山川健次郎 東大の総長になる
東京女子師範 姉二葉 妹捨松は大山巌の奥さんになる
艶の面白いところは籠城した時に 次の一歩を踏み出させる 女子も海外留学させる
明治の礎を築いてゆく人材を自分の家から出してゆく
凄い精神力 理性、知性である
勇ましい役はやった事は無かった この役は初めて 中々面白い
薙刀 武道だと思った 踊りの所作のように無駄なく出来ている
無駄がないと言う事は美しい 面白い 物凄い集中力がある
薙刀は或る意味 生け花、茶道と一緒のように思う 全部が無駄がなくて美しいなと思った
1年ぐらいは薙刀を習いたいと思った
「八重の桜」は志の高いドラマ 福島という不透明な状況にある
どういう未来を楽観視したらいいのか 国としてどういう風に反省したらいいのか
解決が段々と皆が納得できる形で整理していくかという時間 時間が長過ぎても駄目だし、
先ず大事なことは目をそらさない事ですね
「八重の桜」で福島と言ったら原発だという問題も勿論ですが、そこに生きている人々がどのように生きていたか、東北人 あんまり光の当てられなかった文化としては、
その中の人々がどのように生きてきたか、どのように関西文化からすれば、
不器用でありながら、しかし非常にスタンダードとして知的であり、素朴であり、地域、
エリアの常識なり 生きることの根底が有って皆それぞれが底の中で或る幸せを共有していたりして、戊辰戦争と原発を一緒にするのは何ですけれども、悲劇が起こったわけですが、
そう言う中で恨み辛みではなくて 明日を見て行く東北人の粘り強さ、強さを皆が目を向けて、
被災地かわいそうという上から目線では無くて、敬意を払えるような人間同士の理解をこのドラマが生んでくれたらいいと思う
6歳~18歳までいわき市で過ごした 父は元々仙台 函館移民(祖父が)
父は水産試験場の試験長として勤務する
友人一人を助ければ良いと言う様な考えであった
ラジオ、TVに参加するうちに、いろいろなことに巻き込まれてゆく
ストレスも有ったのか、臭い、味等を感じない状態だった
友達家族は離散状態だった
どんなちっちゃな事でも東北に何か気持ちをはせて貰いたいと、発信しようとしてきた
息切れしないようにしようと思う(気の有った人同士で時間もあせらず)
私はしらけ派というレッテルが有ったわけですけれども、やっとこの年まで生きてきてそこじゃないんだと、やっと見えてきたところが有る
小さい頃、素朴な部分とワイルドな部分が有った